「このマグナム-X50万Vはセダン90万Vの次に強力でハンディータイプでは群を抜いて抜群の威力、迫力を誇る。威嚇効果の音、光も物凄い業務用。お腹に接触させますと接触部位より体の中の筋肉が大型ペンチで思い切りつねられた様な激痛が体内の中で広がって行きますので我慢出来るレベルではありません」
と書かれた説明書を捲り、脚で試すと電極の触れた部分が赤く腫れ上がったが痛みは耐えた。
セダン90万Vにすればよかったなと思った。
脳に直接働きかけ、運動神経を一時的に麻痺させるマイオトロンは意味がない。激痛を与えなければいけない。父親の書棚にあったコレクションDVDの内で気に入っていたタクシードライバーのデニーロが腕に仕掛けたものと同じ仕様で、スタンガンを改造して、袖から電撃を与える鞭ができないか何枚もスケッチした。夏場は隠すことができない。少なくとも10月末から桜の咲く迄。イメージでは腕と靴にも感電防止を施し、雨上がりの水たまりの中、放電させるのが美しいと考えた。
子羊の傲慢
2月 27th, 2008 子羊の傲慢 はコメントを受け付けていません