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浴場人
記述の前にカテゴリーが錯綜するなと呆れる。だがそういう日々だった。
流超季
撮影の後で大正年まれの壮健な画家である田中先生に夕食を一緒にいかがですかと丁寧に誘われたが、行った事もないボリビアの山岳のような眺めの作業がオフィスに残っている。有り難いけれどもと連れの生方、加覧両先生方にもすみませんお先に失礼させていただきます。頭を下げた。土産まで頂いた上りの常磐線で、下り時には眠気が差して瞼を閉じていた車窓の景色を、夕刻の時刻の日差しとこの季節の萌え色と、乳母車の父親似だろ […]
車想速
日頃車を乗り回すわけではないが、一昔前の代車の120キロで不安が擡げる足下のおぼつかないようなサスペンションで高速を、軽井沢まで往復し、なんとなく車の流れ自体が、平常よりも速いなと感じていた。 高速ではなく国道や県道だけを使って、東京から長野を幾度往復したか知れない。眠気に誘われた夜もありテールトゥノーズであおられたトラックと競い合ったこともあり運転の実感を棄てて甘い恋愛を転がした時間もある。 […]
仙台だより
という駅弁を買って、郡山かどこかで線路に女性がいたと放送される中、新幹線に乗り東京へ戻る。座席では途中で放り投げていたチャイルド44を随分読み進める。平野(Dawn)よりはるかに強かなプロット構築力と若さ(Tom Rob Smith :1979~)を感じる。リドリー・スコットによる映画化も決定している。(もっと若い監督はいなかったのか。ジジイの光と影の気取りでつくる映像が不安なり。) 昨日伊達政宗 […]
24インチ
アップルのシネマディスプレイのラインナップから20インチが消え、24インチがディスクトップ標準となり、ユーボートや店頭ではでかいなと思っていたが、gentaの24インチも快適だと聞いていたので、妹の使い込んだWinPCがヘタレた為新規購入に付き合い、十万を割る20インチ(iMac)と比較して、やはりこっちだろうとiMac24インチ2.66GHz Intel Core 2 Duo/4GBメモリ/64 […]
20,July.1969
丁度40年前の1969年7月20日(実際はイーグル着陸6時間半後の7月21日午前11時56分:日本時間)に、ニール・アームストロングが人類ではじめて月面に降り立った。 クルー三人(Neil Alden Armstrong / 船長、Michael Collins / 司令船操縦士、Edwin E. Aldrin, Jr. / 月着陸船操縦士)はともに1930年生まれであり、丁度父親と同じ世代であり […]
睨み辿り
更埴インターチェンジから千曲川の土手道を選んで走ると河川敷の植生の眺めが際立った。「くわばらくわばら」の語源とも言われる千曲市桑原の善光寺西街道の面影が残り並ぶ家々のうちのひとつの立派な構えを指差して、父親はあれは待合だ。ようするに遊郭だ。と教えてくれた。一時は須坂同様に絹で潤ったらしい宿場町から県道を上り、高速が開通した時には夜景を眺めに小ドライブをした姨捨パーキングエリアを下に望む小さな展望所 […]
時を
神楽坂で二軒ハシゴして酒を呑み、三軒目は月島で午前2時すぎまで蜷局を巻いた。地下でもようやく携帯の電波が届くようになった最初の店で、店の人からさびぬきの寿司を特別盛りにしてもらった娘は、翌日のコンサートの為早々にチャリで帰った。久しぶりのushiyamaの単独企画を見せてもらい、途中合流したgarioの元気そうな顔を肴に、最近のビジョンを滔々と零した。翌日の新宿ジャズ祭りコンサートの帰りに酒がぶり […]
谷川雁(1925~1995)
谷川雁―詩人思想家、復活 / 河出書房新社 (2009/03/30 出版) / 紀伊国屋BookWeb 191p / 21cm / A5判 / ¥1,680 (税込) ー 谷川 雁(たにがわ がん、1923年12月16日 – 1995年2月2日)は日本の詩人、評論家、サークル活動家、教育運動家。 熊本県水俣市に六人兄妹の次男として生まれる。本名・巌(いわお)。兄は民俗学者の谷川健一、弟 […]