という駅弁を買って、郡山かどこかで線路に女性がいたと放送される中、新幹線に乗り東京へ戻る。座席では途中で放り投げていたチャイルド44を随分読み進める。平野(Dawn)よりはるかに強かなプロット構築力と若さ(Tom Rob Smith :1979~)を感じる。リドリー・スコットによる映画化も決定している。(もっと若い監督はいなかったのか。ジジイの光と影の気取りでつくる映像が不安なり。)
昨日伊達政宗の墓である瑞鳳殿へ連れて行ってもらったタクシーの運転手から歩くと2時間かかると聞き一度意気地が折れたが、7時すぎにはホテルをチェックアウトし駅のコインロッカーへ荷物を置いて成り行き任せで歩きはじめた。あおば通りから愛宕上杉通りを北西へ。錦町公園で曲がり勾当台公園駅交差点を渡り、見事なケヤキ並木の定禅寺通りの中央緑地の散策路を、たしかに青葉通りの欅の二倍の高さはあるとたまげながら見上げて歩き、せんだいメディアテークの前を通り過ぎ、西公園の北端にぶつかったので、角のコンビニでまさかの時の雨合羽を購入(結局使わずに済んだ)。西公園を突っ切って、昨夜の雨のせいか濁った広瀬川に架かる仲の瀬橋を渡り、通学の学生が盛んに行き交う仙台第二高前から仙台城趾まで南下。東北大学川内キャンパスの中から、東北大学植物園へと至る。まだ開園前だったのでちと休憩。時計をみると仙台駅前から呑気な徒歩で1時間45分。9時に入館し本館展示室の几帳面な植生展示をみてから、植物園というより保護された山林(青葉山)のハイキングコースそのものである人気の無い朝のマイナスイオンが靄のように立ち籠める鬱蒼とした森に入り、4キロほどのアップダウンを汗だくで40分程度歩く。谷沿いから登りあがった青葉山キャンパス口に出ると大学の学食のような喫茶があったので一休みして珈琲を呑む。ここでようやくるーぷる仙台という市内循環バスに乗車し宮城県美術館にて下車。常設と企画展(前衛のみやぎ)及び佐藤忠良記念館を巡る。常設展で二十歳前後に大いに傾倒敬愛した松本竣介(1912~1948)の、妻子を従えた大作「画家の像(1941)」に出会う事ができ歓ぶ。画家は気管支喘息で36歳の若さで逝ったが、まだ20代の作品の意志の強い痕跡が美しい。画面の頑強なテクスチャーは瑞々しくひび割れなど崩壊の微塵も感じられない。1925年には脳脊髄膜炎のため聴力を失っている。
娘たちに頼まれた牛タン(伊達の牛タン)を送付。仙台は、牛タン発祥の地らしい。とはいっても戦後の話(昭和25年)とのこと。冷やし中華も同じく発祥地らしい(龍亭:こちらは昭和12年)。萩の月(和菓子)、鐘崎の蒲鉾など仙台土産をタクシーの運転手から教えてもらうが買わず。個人的には牛タンにあまり魅力は感じない。出されれば喰うけどっつう程度。唾液の噴出するベストは網焼きのミノ、ハラミでしょう。あぁ喰いたくなった。
4泊5日のラクロス合宿に行く里奈にでかいバッグを所望され、GREGORYアルパカ ブラック M 11310262をアマクリ
はるなへ、英検合格ご褒美ユニクロにてスエットワンピース+UT、スカイクロラDVD、CONVERSE スクールバッグ ブラウン C81811 BR
里奈のGregoryバッグがでかすぎて返品。