神楽坂で二軒ハシゴして酒を呑み、三軒目は月島で午前2時すぎまで蜷局を巻いた。地下でもようやく携帯の電波が届くようになった最初の店で、店の人からさびぬきの寿司を特別盛りにしてもらった娘は、翌日のコンサートの為早々にチャリで帰った。久しぶりのushiyamaの単独企画を見せてもらい、途中合流したgarioの元気そうな顔を肴に、最近のビジョンを滔々と零した。翌日の新宿ジャズ祭りコンサートの帰りに酒がぶり返し、勝ちどきの公園で腹から悪玉液体をもどしていた。gentaはディズニーデートと小洒落た週末を送ったようでなにより。ハルボウがいいないいなと繰り返した。

昨年6月下旬から撮影をしていたものは初夏の新緑が鮮やかすぎて強いので、できれば今月中に樹々を撮影したいと決めていたので、事務所の雑務を二日で片付け、再度大宮と上田のみに停車する新幹線に乗ると、東京駅も車内もマスク姿の人間が目立つ。善光寺御開帳が今月末までなので、今週は混み合うのだろう、車内に空席が少ない。
朝の陽射しを防いでマルク・レヴィの「時を超えて」の続きを捲った。悪くない。隣の席に座った女のむっちりと組む白い太腿が頁の脇から時々みえるのでいささか気が散った。球と立方体が何故その形なのかという形而上学の空白にインクを滲ませ一筋流し込むような触感が行間にある。翻訳がいまいち(山田浩之 1966~ 学習院大学文学部フランス文学科卒業 翻訳家)だが、Dan Brown (The Da Vinci Code,ANGELS & DEMONS 翻訳:越前敏弥 1961~)よりも、プロットギミックに嫌みがなく読みを誘う。

東京で連絡を受けていた清掃とフォーカシングスクリーン交換の終わった5Dを受け取ると、視野がすっきりなっておりとても気持よいので、SIGMA50mmをつけ晴れた午後ぶら下げて川縁を歩く。マニュアルフォーカスを試したが、このレンズはマニュアルよりもオートフォーカスの精度が高いので、プロダクトコンセプトに沿って使うべきかもしれない。週末は気象がよろしくないようなので、明日から早速深みへロケ。プールは広がりつつある感染がやや心配。アクアウイングは月曜日休館。

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1/800sec, f/2.2, ISO 50, ec+-0, Metering Mode Pattern, bw convert
Canon 5D, Sigma 50mm f1.4 DG HSM

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COURRiER Japon 06-2009 / 「短編映画(ショートフィルム)」は世界を映す! (付録DVD)
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child44.jpgMR 73 (2008) / Olivier Marchal (1958~)
LE PORTE-BONHEUR (2006) / Laurent Dussaux
P2 (2007) / Frank Khalfoun
The Wicker Man (2006) / Neil LaBute (1963~)
He Was a Quiet Man (2007) / Frank A. Cappello

Child 44 (2008) / Tom Rob Smith (1979~)

R19ー白馬長野有料道路ー立屋口留番所跡ー琅鶴湖(ろうかくこ)ー信州新町ーR19