漠整間
ハルボウと友だちの桃ちゃんを起こさずに市街に下り、頼まれていた寿司を受け取って新盆に両親を連れて戸隠へ行き寿司折りを平らげてから、西宮の叔父家族を新居を紹介して、霊仙寺湖で遊んだ娘らを研のレガシーでピックアップしこちらはチャリを荷台に入れて連れ戻る。ふたりで二時間ほど飯綱東高原を彷徨ったらしい。いかにも夏休み。両親をを送り返す下りの途中で飯綱山に登って降りたと丑山から電話があった。戸隠山に登るつも […]
躯術向
三人の健やかな若者が一時間もかけずにすっかり荷を運び出し空になったオフィスを後にして夕方7時の列車に乗り、迎えの車の中で妹から、本日近親者同席で担当外科医から示された父親の手術説明詳細を聞く。
腰水腕
回線工事の日であったので、父親の検査には母親と妹が付き添って、遠隔転移を調べる胃の内視鏡検査を行った。胃は問題がない。8日の内科から外科への引き継ぎと手術説明の後、10日に大腸検査という流れになった。幾度か電話で確認する。栄養を摂って手術に備えるべしと諭されたという。
臨広空
免許証の住所変更を行ってから銀行へ行き、さまざまな種類の書類を書き、幾度も印鑑を押して、ようやく新しい郵便番号と住所と電話番号を覚える。印鑑も質のよいものがよろしいのだと初めて理解する。
時会意
予感に動かされたわけではない。予知があったわけでもないが、叔父の死の前日に呼び戻され、転居決定後の昨夜、唐突なタイミングで父親の膵癌の告知があったことまで、この二ヶ月ほどの意識の流れを遠く外側から誰かが静かに眺めているような気分はする。
art / beauty / daughter / day / environment / family / life / method / painting / people / picture / travel / view / work
浴場人
記述の前にカテゴリーが錯綜するなと呆れる。だがそういう日々だった。
三十六
山野楽器でAcross the Universeがはいったビートルスのスコアを購入。 きょう36℃だって。銀座で待ち合わせたハルボウの第一声。まだ六月だってのに。原宿で買ったおニューのアーミージャケットがなかなかよい次女と、8丁目で開催されている二ノ宮女史のグループ展へ行き、10月の軽井沢トポスの進行スケジュール計画を手渡す。説明しながら、他人事ではないスケジュールのタイトさにあらためてヤベエなと […]
検証地
年齢の割に日々行事や寄り合いや用事があり、それになるべく断らずに参加出席することは老化の防止に役立っていると自負する父親は、週に一度は書道を教える教室に車ででかけ、なにかにつけ外に出たがる母親も、父親をお抱え運転手と頼むので、実家にいると運転手の役割がこちらに回ってきて、この時とばかり父親は書斎兼書の制作部屋に引き蘢る。こちらは父親の車をその度に借りるよと両親のスケジュールを確認しながら動かざるを […]