時会意
予感に動かされたわけではない。予知があったわけでもないが、叔父の死の前日に呼び戻され、転居決定後の昨夜、唐突なタイミングで父親の膵癌の告知があったことまで、この二ヶ月ほどの意識の流れを遠く外側から誰かが静かに眺めているような気分はする。
art / beauty / daughter / day / environment / family / life / method / painting / people / picture / travel / view / work
浴場人
記述の前にカテゴリーが錯綜するなと呆れる。だがそういう日々だった。
山構制
転入手続き、印鑑登録、印鑑証明、住民票の発布、保険証の書き換えなど、バイクで15分ほどで割と近かった飯綱町役場にて手続きを行い、加えて、日常生活のインフラ各種の説明や、自治会、組合などの説明を各担当の方から聴き、自治体ハザードマップや、緊急無線配布設置など、最近の災害対策になるほど真摯に取り組んでいるのだなと感心する。運転免許証の住所変更は長野中央警察署とのこと。更新時まで裏書きで済む。
走緑遇
父親の日々悶々と続けられている篆書と、この三つの漢字でまとめるメモの反復が、観念の外で捩れて響いたかもしれない「場映活系」(バエイカッケイ)という開発も、個人的には慣れた響きとなったが、はじめて聴くこの音にぽかんとする人がいて当然だ。 文脈が固有な肉体的なものだから、説明は、文字の示すこととなり、だが響きはどこか遠いことのように残ればいいと幾度か思った。
地光中
baeikakkei の演習の意味を加えて、osameに来てもらい、MCAFを取材。インスタレーション作品撮影と、インタビュー撮影の後、ワークショップに無理矢理引き込まれたカトウ家の作品をパパと一緒に、撮ってくれと木村氏に迫られたので、大本営地下壕の最深部まで渋々同行。炎天下から湿度が高く冷えた洞穴に侵入。気温差でガスっぽい中撮影すると、なにやら心霊写真風光点が映った。
会人理
FLAT FILE moriyaくんの次女も、katoの長女も、新米ママたちの、このために生きているという美しい全身全霊を浴びてすくすく育っていて、世界最先端のかたち(家族の肖像)に、jinの個展でまた出会えて殊の外頗る嬉しく感じたのだった。
見知含
About Elly (2009) درباره الی / Asghar Farhadi (1972~) 監督・脚本 / http://www.hamabe-movie.jp/
三十六
山野楽器でAcross the Universeがはいったビートルスのスコアを購入。 きょう36℃だって。銀座で待ち合わせたハルボウの第一声。まだ六月だってのに。原宿で買ったおニューのアーミージャケットがなかなかよい次女と、8丁目で開催されている二ノ宮女史のグループ展へ行き、10月の軽井沢トポスの進行スケジュール計画を手渡す。説明しながら、他人事ではないスケジュールのタイトさにあらためてヤベエなと […]
夥備層
気づけば終日ミルクレープをこしらえているような作業を続け、真横からその層を眺めて、どれを表層に戻すかなどと意味のない眉間の混乱に目眩する。 仕事と生活が、構造的に幾層にも分離しているわけではないが、関わりのそれぞれが自立したかたちのコントロールを必要とするので、絶えず層の微動、揺らぎ、関係、速度などを、底意地の悪い監獄の看守ごとく見張らねばならない。時に繊細を欠くとふりだしにもどる虞れも多々ある。 […]
未雷来
野尻湖、妙高、黒姫は、インフラと積雪その他理由を鑑みて先十年のこちらの未来から削除し、梅雨時の奇跡的な晴れ間、約束の日、首にULTRON+1DsMarkIIIをぶら下げバイクに股がって追分まで走る。途中上田マックにて珈琲。遠い記憶がいくつもよみがえる。午前中に物件をふたつ担当のサイキさんに案内していただき、そのうちのひとつが悪くないものであったので、本来は休日なのにわざわざオープンしてくれた春やに […]