book

031209-media

BLANKY(2003) / 中村英児(1976~)、 佐々木ユメカ(1972~) Höhenfeuer(1985) / Fredi M. Murer(1940~) Blow-up(1966) / Michelangelo Antonioni(1912~2007) Teorema(1968) / Pier Paolo Pasolini(1922~1975) 痙攣 / 田尻裕司(1968~) Int […]

残るもの

公私に渡りあれこれあって久しぶりに休みがとれましたと遊びに来たgarioがソファで寝付き、週末からDVDの焼き込みを続ける業務の傍らで、「悼む人」の続きを捲り終えた。 エピローグの仕立ては、作家は大いに考え抜いたのだろう。本を閉じてから暫く何も考えないように、イメージの残滓を瞼の裏に探すようにすると、読了感としてきっぱりとしたものを幾筋か開くことができる。物語への共感ではなく、むしろこの作品のコン […]

Intelligence

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で / 水村美苗(1951~) クレオール主義 / 今福龍太(1955~) 群島-世界論 / 今福龍太 どこから行っても遠い町 / 川上弘美(1958~) 地図男 / 真藤順丈(1977~) このところ最低気温がマイナスの朝が続き長野は酷く寒かったがそれにも慣れた。東京はどうだろうと天気予報をみると、日中は10°cもある。毎度というわけではなかったが、糖分摂取過多 […]

early winter books

Courrier Japon 12 特別付録CD(The Essence of The World Roots Music Library) Interpretor of Maladies / Jhumpa Lahiri(1967~) Unaccustomed Earth / Jhumpa Lahiri(1967~) Winter Dog / Alistair MacLeod(1936~) The […]

車両酔い

二日続けて同じ往復車両の中、欧州から帰国した妹を出迎えた東京駅で購入した「理由(1998)」 / 宮部みゆき(1960~) を捲り、二日目の行きで突然目が眩み吐き気が込み上げ途中下車する。車両に酔った。 夜から深夜にかけて、Capture Oneにて現像の続きを行う。この現像という過程において、全く気づかなかった所へ導かれる感覚が生まれる。これは俗に云う「土壷にはまる」ことかもしれないが、そんな落 […]

Edward Zwick(1952~)

defiance(2008) Edward Zwick (born October 8, 1952 in Chicago, Illinois) is an American film director and film producer noted for his sprawling war films. He received an A.B from Harvard in 1974. He at […]

時を超える言説

ー 自らを「小説家」に仕立てあげねばならない新人たちは、そのためのさまざまな戦略を考え、何か一つの特権的な根拠をねつ造する。それは「若さ」だったり「体験」だったり「感性」だったりするだろう。その手口は恥ずかしいほど透けてみえる。が、それはべつに”倫理的”に非難されるべきではなく、”技術的”に非難されるべき性質のものだ。 たとえば、新しい「感性」などというものはない、それは新しいテクノロジーにすぎな […]

マンガでわかる物理のしくみ

確か一昨年の彼の個展会場で取り組みの話を聞いた新書出版の連絡が小暮クンよりあり、早速アマクリする。お父上との共著というなんとも、人柄の滲み出る体裁となっているようだ。以下彼よりのメル抜粋 ー 難解なイメージがつきまとう物理学・・・ 実はそこには「微少な素粒子から、宇宙の起源に至るまで」という、 ロマンに満ちあふれた世界が展開されています。 本書は相対性理論・宇宙論・量子力学という、現代物理学の世界 […]

季節が

よろしくなり身も心も活動的になるのはいつだろうか。多湿に悩まされるこちらは天気図の低気圧を疎ましく眺め、額の弓眉をさらに大きく弧を描かせ遠くカラッと高い秋の空を想った。 週末にオフィスに籠ってスケジュールと業務を擦り合わせ、やるべきことはやっておこうと椅子に身体を縛り付けていると、小遣いの無心に長女が来て、ターメリックで器具が染まるかなにかで歯の矯正治療前日しかカレーライスは食べられないとぬかしな […]

Correspondence

オーロラの向こう側を読み終えるとTVニュースでは福田総理の辞任が流れた。 数あるコメントの中で、立花隆の「彼は総理の器ではなかった」が端的に顕われを指摘していた。 Åsa Larsson(1966~)の、ともすれば辟易する女性的な五十歩五十一歩の描写は、曲折も多く、「エーデル改革」の費用の効率化を目指した「民営化」で社会の脆弱化が報告されている、医療や老後などの社会福祉が万全だったスウェーデンの現 […]

Pro 9500

で、ファインアートペーパー・プレミアムマット紙にて出力すると、なるほど微細な繊毛の葉のようなディティールとなる。マット紙では、白黒諧調もよろしいので、さてこれをこのまま直接目玉の前に置くと、幼気な乙女の白肌を放射線に晒すような気分になる。やはり、ガラスの水平面が介入すべきだが、ガラス面に印刷面が触れると、繊毛のような顔料が潰れるおそれがある。輪郭フレームの無い自立型ガラスフレームをあれこれ探すが、 […]

黒姫

よく晴れたので、黒姫の童話館へでかける。戸隠、黒姫、妙高がくっきり裾野を広げた空間が爽快。娘はお土産を買い漁る。訪れる人間の数がすうっと減った日で正解。ランチは信濃ブルワリーにて、バジルのピッツァ、生ハムのピッツァ、ローストビーフサンドを家族で取り分けて済ます。とても美味しい。ゆっくり涼しい晩夏の風に身体を癒してから帰宅。 数日前に試した次女が今日もG9で撮影を自由に任せると、日々携帯の写メールで […]