text
隙立間

隙立間

日和蜩

日和蜩

昨夜オサメに人数分の日和を持ってきてもらいみなに配って説明し、朝捲る。

壊能復

 「壊れ」の前には完全な完成体であったのかと考えれば、それぞれはぞれぞれの文脈においてさまざまに破綻していたと考える。では、修復によって、「元どおり」に再現するのかと加えれば、別の次元を創出する以外はない。  壊れたプラモデルを元通りに直すことは、そもそもしなかったと自分の幼い頃を憶いだす。修復という局面は多岐に渡ってあるけれども、それはどれもどこかで修復しきれないセンチメンタルを内包する緩さに於 […]

カタクリ(片栗、学名:Erythronium japonicum Decne.)

90mm f5.6 1/500sec ISO200 EOS40D / photo by Kiroku KOBAYASHI 30,April 2009 28mm f4.5 1/400sec ISO100 EOS40D / photo by Kiroku KOBAYASHI 30,April 2009 ーカタクリは、ユリ科カタクリ属に属する多年草。比較的日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生し、早春に下を […]

Effect of analysis and integration

20年前の顕われは、40年前の顕われに対する不満を解消する配慮が確かに構想実行されたが(例えば鉄人28号がガンダムとなり、今子供達はPSPでガンダムを動かしている)、現代の顕われには、その配慮に対する不備を解消すべき分析が都度意識的に加えられているとは限らない。政治は勿論、表象化されるイメージやオブジェクトの対価効率は、純粋で存在論的な位置に据えられず(そういう本質論は社会の境界に併置される傾向が […]

時を超える言説

ー 自らを「小説家」に仕立てあげねばならない新人たちは、そのためのさまざまな戦略を考え、何か一つの特権的な根拠をねつ造する。それは「若さ」だったり「体験」だったり「感性」だったりするだろう。その手口は恥ずかしいほど透けてみえる。が、それはべつに”倫理的”に非難されるべきではなく、”技術的”に非難されるべき性質のものだ。 たとえば、新しい「感性」などというものはない、それは新しいテクノロジーにすぎな […]