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よく晴れたので、黒姫の童話館へでかける。戸隠、黒姫、妙高がくっきり裾野を広げた空間が爽快。娘はお土産を買い漁る。訪れる人間の数がすうっと減った日で正解。ランチは信濃ブルワリーにて、バジルのピッツァ、生ハムのピッツァ、ローストビーフサンドを家族で取り分けて済ます。とても美味しい。ゆっくり涼しい晩夏の風に身体を癒してから帰宅。
数日前に試した次女が今日もG9で撮影を自由に任せると、日々携帯の写メールで慣れているせいか、とても良いショットばかりなので、皆で感心する。夏休みの写真集をつくることにした。

DVD
ZATHURA(2005) / Jon Favreau(1966~)
Book
孤独のグルメ / 谷口ジロー


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車に乗り始めたせいか、用事がなかったせいか、歩けば20分ほどの場所を、ほぼ30年以上過ぎて歩いた。
記憶に残る道は確かにあるが、追加され拡張され、あるいは田畑を潰して広大に緑地化された場所もあり、13,14の頃、朝早くランニングした道だった筈だがと、目を擦った。
郊外型の店舗が並び、買い物には出かけるが、駐車場と店を歩いて、幹線道路を戻るだけだから、隙間を見落としていた。樹木も低い植えたばかりだった宅地の中に隠れるように配置された公園も、数十年が経過し、人の気配を充分に吸い込んで時間を蓄え年齢を重ねている。
ふと、右を見て、この脇道はどこへ繋がるのか、と歩き始めたが、別世界を迷うような気分になっていく。
日が傾き出す頃の時間だったので、高い空から吹き落とされるような風に気温も下がり、西日をあびた見知らぬ街のところどころに、自分のささやかな過去が顔を出し、幾度か立ち止まった。

50mmf1.4 EX DG HSMのテストを1000カットほど終えて、暫くこのまま使ってみようと決めた。頭で考えた通り、この画角で水平から下にレンズが向くと、見下げた光景となるので、なりべく眺めの軸が水平に向かうようにしたが、しばらくこれが呪縛となる。だがまあ、おそらくカット数を更に千数えて呪縛から解かれると楽観することにした。