day
加気象良日

加気象良日

叔父の冬の終わりの手術は腹腔鏡下手術でなく腹を開いたものだったので術後は疲弊感が漂うものだった。
膨西光夕重力

膨西光夕重力

サスケと呼んでいる近道の一部で二十日間ほどの工事がはじまり再び大池脇を下り上る。
緑季仕様佐助

緑季仕様佐助

朝方の雪や雹には呆れるけれども気持ちは急いて燃料効率で閉め切っていた扉を全て外す。
快広放路傍

快広放路傍

河野が三番目の赤ん坊を抱いて旦那と訪れる。20年近くになるか。
諧謔景促歯茎軀

諧謔景促歯茎軀

朝北側の削れた土から蒸発する地中の水に伴ったか季節の香りを吸い込みクリーム雪の残る庭を歩く。
頓延知迄末

頓延知迄末

並置終始。
戒解季疾味

戒解季疾味

観念を彷徨わせる稚拙な骨組みを危うげに手元に集めるような作業は繰り返すことで歓びともなる。まだ朧なので明快になるまで諄い探りをと。
車駈歩考迫

車駈歩考迫

現像が納得できず途方に暮れる。
水土黒未寒良

水土黒未寒良

大いに雪は溶け陽射しもはっきりとしてきたがまだまだ風は冷たいのがよろしい。
諾昏野射陽

諾昏野射陽

二週間遅れて出力をはじめる。
雪圧消顕骨草

雪圧消顕骨草

戻った日の朝雪を被ったが一週間留守にした高原の白い重りのような塊は消え圧迫され続け平たく潰れた地べたの下草が巨大な獣の体毛のような流れ方で水を含み始めている。
嵐過枝散朝

嵐過枝散朝

深夜ダイニングテーブルで仕事の合間に旭川から届いた「現代文學体系6 北村透谷 山路愛山 集」を捲る。