目玉の奥の少し上
の辺りに、見えるモノ(コト)のその少し先がある。夢のようでもあったが、瞼は開けていたようだ。 今日はこれからこの夏最後の撮影で上田へ。 学生の頃からバイクや車で国道を幾度も通り過ぎたが、新幹線の車窓から見える上田の景色が、車とバイクで通過する景色とまるで違う。国道から北と南へ逸れて入り込むめばと車をまず上田城趾へ向けた。 北国街道の街並の面影が残る通りもあるらしいと調べていたが、是非同行したいとい […]
桃と精密地震観測室
終戦間際か直後に自転車で、総檜造りの天皇御座所が建造された脇の地下壕に行き入った。現在公開されている象山ではなく、現在の地震観測所なのだから場所が違う。と父親が言うので、季節の贈物に川中島の桃を選んで日々お世話になっている方々に送付したのはいいけれど、自分たちがまだ口にしていないのはおかしい、川中島共選所に買いに行く折に回ってみようということになり、朝早く車を走らせた。 柔らかい熟れた桃は個人的に […]
黒姫
よく晴れたので、黒姫の童話館へでかける。戸隠、黒姫、妙高がくっきり裾野を広げた空間が爽快。娘はお土産を買い漁る。訪れる人間の数がすうっと減った日で正解。ランチは信濃ブルワリーにて、バジルのピッツァ、生ハムのピッツァ、ローストビーフサンドを家族で取り分けて済ます。とても美味しい。ゆっくり涼しい晩夏の風に身体を癒してから帰宅。 数日前に試した次女が今日もG9で撮影を自由に任せると、日々携帯の写メールで […]
酒の日
コンビニで鱈チーズとおにぎりを買って新幹線に乗り込んだ次女を迎えに駅まで行き、そのまま御霊をお墓に戻す送り盆を行う為、伯母の家に向かう。庭先でかんば(白樺の樹皮)を燃やし黒い煙が立ちのぼる。伯父の霊を見送る伯母は涙ぐんでいた。霊が呼んで訪れた人々のお参りの数日を惜しんでいるようでもあった。 長野市霊園への道は、上りも下りも車が繋がり駐車場は勿論霊園も人々が大勢訪れ、先祖に別れを告げている。父親が空 […]
夕立
DVD Kurt Coban About a Son(2006) / AJ Schnack(1968~) CD Sibelius / Original Works and Arrangements for Cello and Piano (Jussi Makkonen(1979~):Cello. Rait Karm(1972~):Piano) Book SOLSTORM / Åsa Larsson […]
甲子園・練馬文化センター
移動の車両の中で、観念の整理をすると、洗練に向かわざるを得ない状況が生まれ、頭を抱える。 レバニラ炒めを喰う店のモニターから響く甲子園のバット音が、いつまでも残る。 小ホールだから早めに来ないと座れないと娘に急かされ、予定の時間より1時間早くから席につき、東京都中学校吹奏楽コンクールを観る。管楽器はみな肺と胃袋の身体の延長装置なのだと、数日前浮かべて失笑した出目の望遠の身体と比べると眺めが変わって […]
北上
はじめは佐渡に渡る計画を立てた。カーフェリーが思いのほか金がかかる(2人の旅客運賃を加え往復約¥50,000)ので今回は断念。妙高あたりで濃霧の中、雨が降り出した。高速を柿崎で降り、海岸線を柏崎刈羽原発へと目指す。道端の電柱があらぬ方向へ傾いて続く街並の、被災の面影を濃く残す光景に、口を開けたまま撮影を忘れて、酷いなと車を走らせていた。海沿いの脇道に折れて車を止めると、目の前の家屋が潰れたまま放置 […]
誕生日
父親が娘夫婦から誕生日プレゼントに、Riedelのマティーニグラス(2 set)を貰いご満悦。早速食後に試飲。 流石ドイツプロダクトと唸らせるシルエットと重さにこちらも納得する。 毎晩一杯頂くことにする。と父親は飲み終えたグラスを奇麗に洗って仕舞う。母親は、家族のためにはもっと数が必要ね。とこちらを睨むので、私があと3 個 買うことを約束する。まあ、子どもたちにはスイーツなど盛ってもよろしいかもし […]
都市計画
8/2付けの長野市民新聞に興味深い記事が掲載されていた。 1897年(明治30年)から1926年(大正15年)までの、長野市の近代化に関する記述で、豊橋技術科学大学の浅野氏が書いている。丁度100年前の都市計画をグラフィカルにまとめてあり注視に値する。 ーなお、道路ネットワークの追加経過を見る限り、市街地が面的な広がりを持って拡大したように錯覚するが、実際は道路ができるたびにその両側に建物が張り付 […]
安曇野
朝も早よから長野ー白馬オリンピック道路を走り、途中大町へ抜けて松川神社を歩きちひろ美術館にて珈琲を頂く。県下では経営が頗る良い美術館らしい。こちらは作品よりも建物と環境を探索。ラベンダー畑を造り始めたようで、館内から眺める色彩のバルールが美しい。 安曇野アートラインを南下すると、国営アルプス安曇野公園というものができており、なんだこれはと駐車場へ車を止める。脹脛を痛めて医者に通って治療している母親 […]