drink
白夜明

白夜明

鳥餅のように重力に逆らって雪を集めた庭先の枝は重そうではなく軽やかな綿菓子にみえる。
時枝立

時枝立

香りがよいですとモリヤ君がラフロイグ クオーターカスク(スコッチ)を持参してくれて呷りつつ夜半から深夜まで戦略会議をおこない多々少々詰める。
会懐顔

会懐顔

イケダがその時は既に東京に居たシミズが遊びに来た際に会ったことがあると云っていたので、それでも15年ほどになるか。シミズと彼の嫁と子がオサメのアンデルセンに宿泊したので、居酒屋きらびにてヤマモト、アオキ(イケダワイフ)らと合流し、最近の疲れを吹っ飛ばすほど呑み上げる。フランス語であなたという意味の名前の4歳の息子はたしか蒼鷲といっていたか。青鷲か。小型シミズはやんちゃでなにより。声が実に可愛らしい […]

response

The Ride Journal / UK The Ride Issue 1 PDF (26.2MB) 歓ばれると嬉しいというのは、若干嘘がある。 仕事は勿論、日常のやり取りの中の、ちょっとした仕草や言葉が、他者に向けて近づく時、怒りを買うことが多い。その理由を尋ねると、わからないからだという。こちらすらわけのわからないことを目の前に置いているのだから、それをわかりやすく説明することは嘘をつくこと […]

北上

はじめは佐渡に渡る計画を立てた。カーフェリーが思いのほか金がかかる(2人の旅客運賃を加え往復約¥50,000)ので今回は断念。妙高あたりで濃霧の中、雨が降り出した。高速を柿崎で降り、海岸線を柏崎刈羽原発へと目指す。道端の電柱があらぬ方向へ傾いて続く街並の、被災の面影を濃く残す光景に、口を開けたまま撮影を忘れて、酷いなと車を走らせていた。海沿いの脇道に折れて車を止めると、目の前の家屋が潰れたまま放置 […]