白夜明

by IXY30s

鳥餅のように重力に逆らって雪を集めた庭先の枝は重そうではなく軽やかな綿菓子にみえる。

乳頭温泉を模した湯槽に朝夕二度浸かり白い滑りを指先で幾度も楽しみながら部屋の暖房を切って皿を片付け掃除機を使い洗濯をしハムを焼いて昼飯とし夜は白菜と大根の味噌汁と残っていた零余子を加えた飯を炊き漬物で腹に入れる倹しい夕食が香りたって旨い。

家族に川合くんからもらったものと同じくしの農園ゆずこしょうと６年もののかんずりをメディアとともにアマクリ。

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