ELMARIT-M 2.8/28 R-D1xG

標高を400m下るのは牟礼も同じだが最近は霊仙寺湖の北側のワインディングロードから更に北へ回って信濃町の古間あたりで用事を済ませることが多いのは、飯綱黒姫妙高三山をパノラマ展望できるロケーションをカラダが選ぶからで、北信五岳の斑尾山(ま)、妙高山(み)、黒姫山(く)、戸隠山(と)、飯縄山(い)の頭文字をとって並べた「まみくとい」という愛称で呼ばれていることも知らないけれども、高さをみて、

飯縄山…標高 1917m
戸隠山…標高 1904m (高妻山 標高2353m)
黒姫山…標高 2053m
妙高山…標高 2454m
斑尾山…標高 1382m

妙高は新潟に位置する最高峰の「女房石」やら「ざおうさま」を、龍に嫁いだ黒姫と、三郎天狗の横に置くようにして眺めると、この奇妙で奇跡的な柔らかく朴訥で嶮しいみっつの隆起配置の、何か別の語り部となった混声が聴こえてきそうだ。妙高のその背後に連山を持たない眺望にはやはり海が示唆されている。

成層火山三山と隆起の戸隠一帯は火山灰土壌の有機物に富む黒い表層土に富み山々からの水量にも恵まれ健全な作物が気の遠くなるほど長い時間豊かに収穫されてきた。黒土と人の関わりの声も聴こえはじめると枝とは地に置かれた意識のようなものにわたしには見え始めてくる。

妙高火山群
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