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時枝立

時枝立

香りがよいですとモリヤ君がラフロイグ クオーターカスク(スコッチ)を持参してくれて呷りつつ夜半から深夜まで戦略会議をおこない多々少々詰める。
指父時

指父時

亡父遺作展会場受付番のお供に現代詩手帳「吉本隆明追悼特集」、文藝「古井由吉連続インタビュー+14人の作家が選ぶ偏愛的他薦作品」、新潮「窓の内 / 古井由吉新連作」。午前に記録撮影。
名及器

名及器

photo by Hanayumi Ishizuka 崩壊と生成を同時に受け止めることができる希有な感性をさらりと手品のように具現化した石塚花弓氏の一輪挿しが気になり、メールにて売ってくれとお願いする。
使季人

使季人

朝比奈氏の個展最終日だと気づき慌てた風に駆け込みおやっと無地の磁器を購入。
風集臍

風集臍

窓の外がほんの数時間で急激に変化し雪はこうもあっさり融けるのだと知る。
斧蟹酒

斧蟹酒

林檎の樹をチェーンソーで切り倒しストーブの薪作りをしていましたと移住準備を夫婦で楽しむモリヤ夫妻が訪れ、丁度栃木足利から戻ったオサメが香雲堂本店の古印最中を土産を持参していたので皆で窓を開けた午後の珈琲を飲む。
池声春

池声春

朝方の複雑な夢の中で思いがけない事ごとがあっさりヘビーに展開して目覚めた時は少々はらはらしたものだったが、窓の外の明るさがなーんちゃってという感じに晴れ上がって膨れた剣呑をこれもまたあっさり溶かした。
白音無

白音無

風呂の中で背を伸ばし捲っていた本を置いて窓を開け冷たいが気持ちのよい風と湯気を遊ばせ樹々の隙間で唸る風の音に耳をすました。
文友脈

文友脈

ユウジが上から気象を操ったか。下りの標高600m地点での気温表示が15℃となっていたのでそんな風に考えた。
式宴幸

式宴幸

従兄弟の明彦の結婚式披露宴が無事終わり遠方より集った方々と酒を交わす。
夥麗香

夥麗香

早朝斜めになっていた娘の布団をかけ直してから珈琲の湯気を吸い込んで窓際に立ち、春の雪ではなくてまだ冬だなと呟くでもなくおもった。従兄弟の結婚式が行われる日だがこの雪も憶い出深い出来事になるだろう。
娘構話

娘構話

ハルボウとロックのリフ構築とその検証の話を夜中長くして翌日車の中で音の聴こえ方が変わったと娘はつぶやいたので微笑む。