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リアル

::CD:: Chopin(1810~1849) / Piano Concerto No.1 / Grigory Lipmanovich Sokolov(1950~), Rowicki / Munchner Philharmoniker List(1811~1886) / Piano Concerto No.1 / Cherkassky, Wallberg / Bamberger Symphoni […]

フォトン

↑ Photographs by Andrew Davidhazy 高速度カメラは、100万コマ/秒の超高速度撮影が可能なものまでがあるらしい。このカメラが、1/100万秒という時を創出したといっていい。 二千年以上前に作られたレンズは、見る為ではなく太陽光をあつめて火を起こす為だったが、中世より500年の時間をかけて、コンピューターで設計する精密なレンズは、静止画という時間の無限点である光痕をひ […]

廃墟のような美術館にて

体育館のような高さと広さはあるが、壁に罅がはいり、いたるところに蜘蛛の巣もあり、廃墟かと思ったが、女性の学芸員が自分の部屋迄手招きした。屋根裏のような印象の室内には書類が乱雑に積み重なり、彼女の独り住まいを連想させた。 「光の柱、つまり映像の柱よ。欲しいのは」 だされた珈琲カップの縁が割れていた。こちらもいっそ廃墟でもよいと思い始めていた。表象は人間の手元に届く形に縛られているので限定的な時空が必 […]

intelligence

trafik trafik / apple hi-res ntt-data / hi-res hi-res archives genta,garioと月島で呑み、オフィスにて朝迄コース。深夜、平町君より電話があり、3/14より上野の森美術館で急遽個展開催となった連絡を受け、レセプションに出向くのでと歓ぶ。なんと急に決まったにも関わらず新作を発表するとのこと。壁面は高さ3m長さ40m弱もある。どうや […]

歓び

早朝暗いうちから機材を積んで凍り付いたウインドーの結露を拭いながら車を走らせ野尻湖を撮影。日の出を撮影したいわけではなかったが、丁度太陽が対岸の山稜から顔を出す。気温はマイナス9度。三脚に指が張り付く。 午後から仕事をして、「共有の財産」という難しさに疲弊する。私有財産という考え方とは対局を成さない。まったく異なった自立概念構築をしなければ、基本的な意義を失う危険性があるということを知る。 シンプ […]

光とBokanowski

一体何事かと驚くほどの人の波で街路が埋まった銀座をバスで横切り、午後3時44分東京発の新幹線に乗車すると、左真横からほぼ水平に車内を貫く西日をビルの隙間からチカチカと瞼に受ける度に、目薬のような明晰さで、ポタッポタッと眠気が瞼から頭の芯に突き刺すのだった。 大宮を過ぎる前に、膝の上の単行本を伏せ、Prokofievを聴いたまま、光の明滅の中眠りに落ちていた。夕陽が空にだけ残る高崎ではっきりと目覚め […]

Far Cry 2 – Map Editor Demo

Far Cry 2 河原康則、Kodaly,Glenn Gould,Brian Brombergなどで、ATH-CK100のエイジングを兼ねて地下鉄の往路、音を聴くと思ったよりもマイルド。特筆すべきは重低音。空間の余白の音も聴こえてくる。録音状態の悪いCDは聴けない。Holly Coleが頭蓋を心地よく震わせる。iPod Shuffle for CK100というソングリストをつくることにする。女性 […]

Effect of analysis and integration

20年前の顕われは、40年前の顕われに対する不満を解消する配慮が確かに構想実行されたが(例えば鉄人28号がガンダムとなり、今子供達はPSPでガンダムを動かしている)、現代の顕われには、その配慮に対する不備を解消すべき分析が都度意識的に加えられているとは限らない。政治は勿論、表象化されるイメージやオブジェクトの対価効率は、純粋で存在論的な位置に据えられず(そういう本質論は社会の境界に併置される傾向が […]

車両酔い

二日続けて同じ往復車両の中、欧州から帰国した妹を出迎えた東京駅で購入した「理由(1998)」 / 宮部みゆき(1960~) を捲り、二日目の行きで突然目が眩み吐き気が込み上げ途中下車する。車両に酔った。 夜から深夜にかけて、Capture Oneにて現像の続きを行う。この現像という過程において、全く気づかなかった所へ導かれる感覚が生まれる。これは俗に云う「土壷にはまる」ことかもしれないが、そんな落 […]

Capture One Pro 4.5.1 for intel Mac

ダウンロードして一ヶ月試用できるが、ドル安だからだろう399EURのみの支払いとなっていたPhase OneのE-shopで、ライセンスを購入。なるほど今のレートだと、ドルとユーロでは一万円ほど差がある。4.5.1は、G5では動かず、intel Macでの使用しかできないが、とても使い易い。まだ日本語版は販売されていない。インターフェイスが実によくできている。現像調整が微細にできるので、これまでD […]

北上

はじめは佐渡に渡る計画を立てた。カーフェリーが思いのほか金がかかる(2人の旅客運賃を加え往復約¥50,000)ので今回は断念。妙高あたりで濃霧の中、雨が降り出した。高速を柿崎で降り、海岸線を柏崎刈羽原発へと目指す。道端の電柱があらぬ方向へ傾いて続く街並の、被災の面影を濃く残す光景に、口を開けたまま撮影を忘れて、酷いなと車を走らせていた。海沿いの脇道に折れて車を止めると、目の前の家屋が潰れたまま放置 […]

都市計画

8/2付けの長野市民新聞に興味深い記事が掲載されていた。 1897年(明治30年)から1926年(大正15年)までの、長野市の近代化に関する記述で、豊橋技術科学大学の浅野氏が書いている。丁度100年前の都市計画をグラフィカルにまとめてあり注視に値する。 ーなお、道路ネットワークの追加経過を見る限り、市街地が面的な広がりを持って拡大したように錯覚するが、実際は道路ができるたびにその両側に建物が張り付 […]