空相験
選び残ったフラットな画像を正面から眺め、斜めにして眺め、このどうしようもない薄っぺらの平面を指先でひらひらさせ、自ら座り込んでいる狭いオフィスをぐるぐると首を回してゆっくり見回し、実空間の体感というものは、どうしようもないなと思っていた。 3DCGの設計図というこれも平面の概略観念の中では、記号的な思考しか追随生成しない。そこには、結露のグラスに残る指紋とか、壁の向こうから微かに響くファクトリーの […]
static-photo
ushiyamaのここ数年の作品のコンテクストを眺めて生まれた言葉を再び憶い出し、ミラノのtsurutaにメールすると、最近の写真をアップしましたと元気そうなレスが返ってきた。gentaは沖縄のロケハンから戻ったようで、GRのスナップをアップするとのこと。待ち遠しい。 一枚の静的な写真の成立を、「世界との出会い」といったどこにでもある標準的な、カメラに牽引される趣味的立場から、逆説的に普遍世界を構 […]
22GB.50GB~
Mac Cube G4 CPUの描画状態をチェックする為108’s Fragmental descriptionを、gentaにプログラム修正及びチェックしてもらう。描画が重なるものは、かなり処理落ちするとのこと。genta曰く、描画を一定時間か一定個数で消せばよいのでは。やってみてダメだったらお願いします。時間的に108という断片しか準備できなかったが、独立プロジェクトとして継続し、 […]
OC vol.3セッティング
OC(オブセコンテンポラリー)vol.3セッティング・撮影・佐藤郷子女史作家インタビューで再び小布施入りし、夕方までミュージアムにて汗を流す。記録データロムを渡した搬出作家の岡野さんより、お礼ですと作品をいただく。死の香り漂う皿を刺身皿として使います。ありがとでした。花井君宅にてバーベキューにお呼ばれし、今回はゆっくりと話をするという名目で酒を呑みあげる。佐藤さんが買ってきてくれたタケノコを炭火で […]
地震・戸隠
「この揺れなら、震源地が関東だったら、東京は駄目だとおもいました」 Garioの松代と、私の実家では、揺れが違ったようだが、数十年経験したことのないズドーンと激しい地震だった。 松代現代美術フェスティバルへ、Garioに撮影サポートを頼んで車を走らせてピックアップし、大本営象山口に設営されていた仁科さんの作品を撮影。虫に刺される。大本営の穴から冷風が流れ出ていた。文武館にて花井君のヴィデオインスタ […]