「この揺れなら、震源地が関東だったら、東京は駄目だとおもいました」
Garioの松代と、私の実家では、揺れが違ったようだが、数十年経験したことのないズドーンと激しい地震だった。
松代現代美術フェスティバルへ、Garioに撮影サポートを頼んで車を走らせてピックアップし、大本営象山口に設営されていた仁科さんの作品を撮影。虫に刺される。大本営の穴から冷風が流れ出ていた。文武館にて花井君のヴィデオインスタレーションを観る。木村氏と会い、北澤一泊氏の作品がわからないかったぞと突っ込むと、君の作ったマップが悪いとボケをかまされる。丁度始まるリチャード・ハート氏のパフォーマンスを覗いてから、さっさと車を回し、長野電鉄の松代駅を撮影しようとして、垂直に伸びる地震雲らしきものを見上げる。
懐かしいアップルグリムにてランチの後、戸隠へ向かい、祖母の墓掃除をしてから、天宇受売女命が祭られる火の御子社にて撮影。鏡池に回り、珈琲休憩。濃霧が降りシーズン直前のサイト整備の完了した戸隠キャンプ場ー牧場と続けたが、牧場は5時にて閉鎖。
戸隠の叔父宅にお邪魔し、叔母の贅沢な手料理を平らげながら酒盛りし、子犬とエル2世とじゃれて午後10時には倒れて熟睡宿泊。翌朝5時に起床し、撮影の残りを飯綱にて行い、豊栄までGarioを送り、実家へ帰宅。父親の熱が下がらねば入院させたほうがいいと病院へ連れていく算段を家族でしていたが、熱の下がった白い顔の父親が、朝飯を喰い大丈夫とのこと。
撮影データのチェック後、連日の疲労が出て、ベットに倒れる。寝入り際にJinより明日の打ち合わせの電話あり。
Charlie Jade は、ケープタウンのロケーション(地理的な意味)と云う点で観ることにする。
高橋悠治コレクション1970年代(平凡社ライブラリー506)を捲る。