ushiyamaのここ数年の作品のコンテクストを眺めて生まれた言葉を再び憶い出し、ミラノのtsurutaにメールすると、最近の写真をアップしましたと元気そうなレスが返ってきた。gentaは沖縄のロケハンから戻ったようで、GRのスナップをアップするとのこと。待ち遠しい。
一枚の静的な写真の成立を、「世界との出会い」といったどこにでもある標準的な、カメラに牽引される趣味的立場から、逆説的に普遍世界を構造化させるロケハンを、そもそも脚本のようなアプローチから可能なのかどうかを検証する必要があり、その脚本とはどこまで間口を広げるべきか等、詳細を煮詰めるコト自体に慣れぬこちらがあり、そのフォーマットを現場で調整しながら早急に形にしなければいけない。
同時に、静的な連なりの空間がもたらすトータルな意味での「物語」に、現代的なエッセンスを注ぐ仕草を、どの時点に宿らせるかの見極めがむつかしい。更に、オブジェクティブなモノとして目の前に顕われる、最終的な表象化が、携帯やPCブラウザ、あるいはプラズマモニター、プロジェクター出力等で無い場合の、安定的で無理の無い普遍性があるスケールと出力デバイス選択を、更に突き詰めて遺す形に繋げると、出版も視野に入れねばなるまい。
いずれにしろカメラデバイスの機能性の深化の問題は、技術者に任せるとして、クレバーなビジュアル装置で遺す事のできるいわば予感のようなものに、具体性と判り易い展開を与える時期を迎えている。
さきほど夢の中で、十代の若者がひとりでつくったチープなスライドショーを眺めており、そのタイトルがダンテの「神曲」だった。月並みな街並の静止画像が果てしなくつづくのだが、こちらは放心して目から鱗が落ちるように地獄篇を辿っていた。
半島 / 松浦 寿輝
そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所 / 松浦 寿輝
オフィスのBUFFALO Air Stationの設定をなんとか弄ってようやくMacBookProのAirPort接続を確保。無線LanでのPC追加の場合、wep-pass設定にて認識。なるほ。genta指摘ありり。GRIIすばら。
発売日より早めに届いたTG1にてHD-AVCHD及び静止画像の取り込みテスト。動作は早いが露出などやはり微妙にアバウト。おそろしい容量を蓄えすぎないうちにさっさと編集しないとまずい。やはりDVDライター
VRD-MC5が必要。12cmDVDにHD記録。(ということはいずれBDZ-L70_320GBとかが必要ということ)動画録画中の静止画像↑(16:9)が以外に便利。
GLENROYAL Briefcaseの黒が売り切れで、しかも少々お高いので、チャリで肩掛けもできそうな半額以下のBIGLIDUE(ビリデューエ)ビストートバッグにする。