ロケハンの旅支度をいかにコンパクトにするかと悩む。最低限の機材を収納しつつ、移動に手間取らないようにひとつにまとめたいのだからむつかしい。着替えなどどうでもよいが、できれば三脚を収納できるパッケージがよい。剛性の高いGITZOのコンパクトタイプの中古を週末に探すことにした。こちらは反射板など使わないので、それ以上は詰め込む必要はないけれど、昨今のデジタル事情は、バッテリーやらACアダプターやらが嵩む。できればデジタルの他にフィルムもと考えると、頭が痛くなる。では十分な機材を揃えていっそ車で移動かとなると、当初思い描いていたトータルな意味での「旅」を失う気がする。ここは、微妙なところであり、撮影が歩行しながら行われることを思うと、
「車で移動、ポイントで停車、車から降りて撮影、乗車して移動」
という行為には、場所性が切り刻まれて、ロケーション自体の意味がなくなると思うのだった。
まあ、知らぬ土地を歩きたいという旅の醍醐味を味わうことが前提となるロケハンでしかないが、腰の痛みのぶり返さぬうちに、出来ることをしたいだけなので、好きなようにしよう。
キャリングバッグは、プロテカのスペッキオ(h53cm)ハードタイプがよさそう。
Scanner Darkly HDDVDを観て、古典絵画もこのように動かせるわなと、映画をひとつ、六本木シネヴィバァンのチラシまで憶いだしたが、監督名と作品タイトルを失念し、あれこれ検索したがでてこない。銅版画の世界を再現してゆっくりと動かし、フェルメールのミルクを注ぐ絵画が動画となって繰り返される作品。実家の書棚にでも挟んであるかもしれない。最近物忘れが酷い。
そろそろ眠ろうかと思った矢先、寝起きの次女から約束があると言われて、お茶の水にトロンボーンのマウスピースを買いにでかける。下倉楽器店3Fには、時期的に吹奏楽部に入部した高校生や大学生が押し掛けていて狭い店内を押し分けるように進み、若い親切な店員にヤマハとシルキーのマウスピース47を出してもらい、次女は唇にあてた途端、こっちのほうがいいとシルキーを選んで、持参したトロンボーンを持ち込んで、試演室にて試す。微妙に繊細で、ヤマハのほうは雑な感じと一言。店員曰く、「ヤマハはシルキーを真似た」とのこと。KIng、Bachなどのメーカーは音が違うらしい。頑張ったら、来年は買ってあげると約束する。チューナーとマウスピースブラシなども一緒に購入。後輩たちに、バイトしてシルキーを買った方がいいよと言っているのを聞いて、はーいと返事をしそうになる。私も吹奏楽部に入部したい。
秋葉ヨドバシの、さんるーむで、こちらは蕎麦定食、次女は春の五穀定食、デザートのブルーベリーが美味しい。フランク・ティリエが、最近の草臥れた頭には良いので、有隣堂でタルタロスの審問官を検索機で探して購入。娘も文具など購入し、小雨がぱらつきはじめたので帰宅。こちらはオフィスへ。
試写にとポケットへ入れたTG1の威力は凄いが、やはり手ぶれが酷い。PCに取り込んでと作業しながら夕方まで眠ってしまう。起き上がって妙な音のするエアコンのフィルター掃除。
manfrotto(Italy) 804RC2をyodobashiのポイントを使って注文。これをつけるコンパクトなGITZOを探そうと思っていたが、休日はダウン。GITZO GT1550Tというトラベラーがあまりに高いので、明日学校の帰りにフジヤカメラにて探そ。
格納サイズはコンパクトではないが、エレベータレスのG1410は、やや重いのでG1340がよさそうだが、市場は売り切れ状態。
フジヤカメラにエレベータレスで重量も手頃なG1345の中古が37000ほどで置いてあったが、4段3型であるので、段組みがちと多く取り扱いが煩雑なので却下。G1340をネットで探して注文するが、在庫がないかもしれないとのこと。現在調査中。