明視形
Guitar Heroes / NY Metoropolitan Museum My Room in the Trees / Innocence Mission CD for cover Yael Naim / Yael Naim CD for cover
探追譚
道具には、使われてはじめて体感しながらカラダと心に届く形の根拠というものがあり、また、長く使われて現れる実感としての形というものもある。 手の握り型を丁寧にトレースしたプラスチックの道具のグリップなども、ほんの少しサイズがフィットしていなければ、無用邪魔な意匠となる。そういう頓珍漢な計画だけはしまいと戒め心がけるのだが。
喋聞識
数字の頓着の終わりがみえたので、抑圧が解け、午後もまだ明るい時分から酒と肴を買いに出かけ、わざわざ生臭い柳葉魚やら栄螺と、枝豆と揚げ豆腐と日本酒を仕入れて、こちらにしては長い事、堪えていた落語の録画の、橘家圓蔵「寝床」と、桂ざこば「肝つぶし」を、声を出して笑いながら酒を飲む。 話芸とタイトルのつけられた、とんでもない放映時間の録画だが、客の笑いに耳を澄ますと、そこにこちらと同調する姿のみえない受け […]
集灯視
プランニングプロトタイプの稼働確認と勿論実利的な利用の為に、バッテリー型の400-SP008をためすと、音源の再生幅によって本体の振動で音が揺り戻され歪むのでかなり抑制した(音量を絞る、あるいはハイとローを削る)使い方をしなければ駄目とわかる。Dayton (DAEX25 Sound Exciter Pair) のほうが、勿論アンプ出力をするからだがオーディオとして充分使えそうだが、仕立てが自立型 […]
ギンブラ
機器やらを計5個にまとめ集荷を頼み送付。ハルボウと久々にクエをやりドドブラ亜種を狩りG星3の緊急タコが出たが、一度惨敗しているので、ガリオ、ゲンタに手伝ってもらおうと外へ出る。勝どきデニーズでランチを摂り、バスで銀座下車。次女がスキー合宿の時の写真現像をしたいというので有楽町のビックカメラにて「写ルンです」を依頼し、出来上がるまで東京国際フォーラム地上広場を散歩。妖しげな「大江戸骨董市」が展開され […]
リアル
::CD:: Chopin(1810~1849) / Piano Concerto No.1 / Grigory Lipmanovich Sokolov(1950~), Rowicki / Munchner Philharmoniker List(1811~1886) / Piano Concerto No.1 / Cherkassky, Wallberg / Bamberger Symphoni […]
執事あるいは公僕の手法
見知らぬ人が隣に座り、唐突な案件の経緯と処理の手法説明をはじめる。こちらが耳を澄ませるようにその説明は辿り返す部分も多くなるべく判りやすくと至るところに工夫があり、彼の態度に自然とこちらは身を預け、いっそどっぷり聴く気になっていく。これは新しい態度というより、田中康夫が知事就任時に、古くさいような「公僕」という概念をあらためて示したような、妙に新鮮に蘇った凡庸な「尽くす人」を想起させる。 アサッテ […]
比較と音とデータダイエット
メーカー純正出力用紙の比較をすると、やはり顔料プリントは、ガラスのフレームにおさめる上でマット系がよろしいようだ。こちらのBW出力傾向も考慮すると、ミュージアムエッチングの厚さのもたらす効用が耐久性である場合は、時間の経過のみが示すので、アート紙に馴染みのない写真家などはテクスチャーに飛びつくかもしれないが、こちらは以前にプリンターを改造し結構厚手のアルシュ紙を試したこともあるので、全面印刷の場合 […]
Special Thanks
デリコかと思ったネイティブなヴォーカルが愛知県出身の17歳の小娘であるとgentaから聞き、持ってきてもらったCDを端末に入れる。もう言葉の届かない世代が現れたような気分になる。でもこの気分は悪いものではない。そういえばセイラがこんな感じだったなと憶い出す。Seven Colorsを聴くと、方向性を自ら信じる世界観がさらりと構築されていて気持ちよいので、サカナクションの新譜と一緒に里奈に贈る。IT […]
田沢湖(秋田)
ー秋田県の中東部に位置する。最大深度は423.4mで日本第一位(第二位は支笏湖、第三位は十和田湖)、世界では17番目に深い湖である(世界で最も深い湖はバイカル湖)。 湖面標高は249mであるため、最深部の湖底は海面下174.4mということになる。この深さゆえに、真冬でも湖面が凍り付くことはない。そして、深い湖水に差し込んだ太陽光は水深に応じて湖水を明るい翡翠色から濃い藍色にまで彩るといわれている。 […]
車両酔い
二日続けて同じ往復車両の中、欧州から帰国した妹を出迎えた東京駅で購入した「理由(1998)」 / 宮部みゆき(1960~) を捲り、二日目の行きで突然目が眩み吐き気が込み上げ途中下車する。車両に酔った。 夜から深夜にかけて、Capture Oneにて現像の続きを行う。この現像という過程において、全く気づかなかった所へ導かれる感覚が生まれる。これは俗に云う「土壷にはまる」ことかもしれないが、そんな落 […]