デリコかと思ったネイティブなヴォーカルが愛知県出身の17歳の小娘であるとgentaから聞き、持ってきてもらったCDを端末に入れる。もう言葉の届かない世代が現れたような気分になる。でもこの気分は悪いものではない。そういえばセイラがこんな感じだったなと憶い出す。Seven Colorsを聴くと、方向性を自ら信じる世界観がさらりと構築されていて気持ちよいので、サカナクションの新譜と一緒に里奈に贈る。ITunes Storeでは、Alternative & Punkにカテゴライズされている。確かにまだJ-Popではないかもね。どうか業界の大人の都合で潰されるなよ。とちょっと祈ってみる。
ヴォーカルがmasaomiに似ているなぁ。
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x8速度の書き込みでは随分頻繁にエラーとなる為、速度を落として信頼度を上げて書き込みをしなくてはメディアが無駄となるので、時間に縛られる。
Eastern Promises (2007) / David Paul Cronenberg(1943~)は、予感があったが、得るモノ無し。個人的には、Naomi Ellen Watts(1968~)が救いだったが、おそらく、脚本のSteven Knight (1959~)に問題があり、勿論監督にも、脚本を疑わない姿勢に責任がある。物語もロケーション的にも奥行きや広がりが足りない。それなりにリアリズムを追求したのだろうが、中途半端な演出には首を捻った。Viggo Mortensen(1958~)は、第65回ゴールデングローブ賞 主演男優賞、第80回アカデミー賞主演男優賞他にノミネートされたらしいが、人身売買、潜入捜査、ロシアマフィアの憂鬱、等、すべてどこかの何かという雛形を踏襲しており、出演者やスタッフが口に泡を吹き出して熱弁する入れ墨に関しても、だから何?というしかない。人種の坩堝であるロンドンを描くには、もっと別の視点が、若い世代の監督によって描かれるのを待つしかないか。
クローネンバーグは北野武(1947~)、Quentin Tarantino(1963~)と似ており、エンターテイメントを標榜する所謂娯楽作品には、大きなものが欠落している。
春日で打ち合わせを終えてから、風邪の治りかけた次女とモスバーガークラシクで栄養補給させて、小雨の中オフィスに戻り、届いていたNIGHT FISHING / サカナクションを聴きながら、再び深夜まで遅々としたDVD焼きを続けつつ、映像コンテンツのプランニングを始める。朝方になってから、La Promesse (1996) / Jean-Pierre Dardenne(1951~) & Luc Dardenne(1954~)を観て救われる。