変哲のないやさしさ
まるくて、率直な優しさに触れると、それが単なるどうってことない説明でも、カラダの硬直がほぐれて癒されるものだ。鎧のような狡猾さを払おうとして逆に招き込むワタシも人間であることに今さらに気付くような感触。できることとできないことがあり、できないことに無理を重ねることは可笑しいと当たり前のことに頷いていた。不完全であることの正当性など、そういった仕草に確かめていたのはこちらのほうだった。吉増剛造氏や大 […]
メタシアター&ジョナス・メカス
風呂の中で、硬直してきているものを解すために、ジョナス・メカス「メカスの映画日記」を再読しはじめたのは、3月にはいってからだったが、1959年から1971年までの、ダイレクト・ムービーなどの登場の擁護や、商業映画への体質批判など、blogを読んでいるような気分に、別なものを加えたくなって、このところ、ライオネル・エイビル「メタシアター」を間に挟んだ。1980年代の自身の最初の活動に「悲劇芸術考」と […]
