park blog
かねてより、web logを個人的に展開したいという希望がいくつかあり、現在展開中のparkサーバー(http://park.or.tv)で、Movable Typeが構築できることになったので、サーバーへの移籍準備をはじめた。現在のものは、個人的な契約プロバイダーサーバースペースなので、外部よりのログインに問題があった。一応、構築希望者(メールなどでそういった旨を受け取っている方、組織)には、環 […]
奥泉光
「ノウ゛ァーリスの引用」「石の来歴」等は読んでいた奥泉光の「グランド・ミステリー」導入ープロローグを捲って、即座に、高村薫等では、物足りなかった、言葉を道具として使う率直な姿勢がそのまま文体に現れているので、読みはじめることにした。作家は1956年山形生まれ。この作品は1998年3月に出版されている。高村薫の例えば、今長女が読んでいる「マークスの山」は、文体に、どこか演劇臭い作家のエゴ(演出)が、 […]
神楽坂眼科
次女が、突然左目の痛みを叫び、泣き方が尋常ではないので、驚いてそのまま神楽坂眼科に連れていく。洗浄して診察してもらうが、これといったゴミもないし、おかしなところがない。麻酔で痛みを抑えて、若い医師は原因を探そうと丁寧に診てくれたが、睫毛がひとつあっただけ。次女の話を聞くと、眼から血が流れだしたと思ったという。神経かなにかかしらと、眼科医である妹の亭主に電話して似た症状がないかどうか尋ねる。麻酔で痛 […]
日のあたらない邦画劇場など
日のあたらない邦画劇場 / ホロゴンによる超広角写真の世界 / realmac software / warp records / IRMA RECORDS / W3C CSS 検証サービスなど。 Mac OS X 10.2.8 update
高柳恵理展
高柳女史よりDMが届く。10月18日(土)〜11月14日(火)水曜日休廊 於:Gallery Jin/吉祥寺 作家コメント「そこで決定された行いは、その時のその場で、それ以外の全てのものを要因としながら、全てのものに対立するかのようにあるのです。それは新しく生まれたもので、孤立しているものなのです。」新作の立体作品5点展示予定DM View image展覧会ニュースセレクトexhibition n […]
ikedaの音
仕事の洗い直しの為、Ikedaが訪れる。洗い直しというより、よりよいものを構築しようという意気地が互いにまだ残っていただけのこと。だが、途中から酒を飲み、話は展開をみせた。ビジュアルは浮かばないが、音は降ってくるというIkedaは、じゃあ今日送られてきた小野君の作品はと、並べて降り積もる音を迎えようとしている。こういう形こそ、待ち望んだことのような気がする。小野君の3枚ほどの未熟を横に寄せて、だが […]
小野君のバライタ
小野君から丁寧に焼かれたバライタが届いた。家庭をふと振り返って、ぽつねんと見つめている主人の視線が繊細にプリントされていて、いずれ彼のまとまったデータベースを作りたいと思うのだった。View image メールから伝わる日々の試験場の忙しさの宿りなど感じない作品の、開かれた目蓋の佇まいというもの。確かに独りの人間のモノだが、ある所(秘密の場所といっていいかもしれない)を通過すると、その目蓋は私たち […]
鰊の酢漬け
茅野のダイヤ菊の件を読んでいて、触発された。 ~長野県ダイヤ菊酒造4代目蔵元・宮坂氏「小津先生が飲んでいたと思われるのは昭和30年代当時の特級か1級。特級のダイヤ菊だと米も6割程に削っていたはずです。最近、昭和5年に撮影された酒蔵のフィルムが出てきたのですが、中に”精白度”(米を削った数値)5割以上という高雅芳醇の良酒”という書き込みがありました。つまりその頃から米を削るといい酒ができるというのは […]
静謐な贅沢さだってさ
小雨の中歩いて、新潮社の手前にある本屋にぶらりとはいったら、「いま、小津安ニ郎」という、ちと恥ずかしいタイトルの本が、棚にあったので手にしていた。帯には「生誕百年記念出版 静謐な贅沢さが我々を幸せにしてくれる」と大きく印刷されていて、ちょっと違う気分がふくれた。(2003年5月10日 小学館 発行) 小津のカットは、其所にありながら彼方へ連れていってくれる種類に属する。¥1600と価格が本体自体の […]
小津安ニ郎
小津生誕百年は昨年だったと勘違いしていた。 どうやらDVDの発売は、1903年に生まれ、1963年に60歳で亡くなった小津監督の生誕百年記念ということらしい。googleで検索すると、国内日本語が100件弱、外を含めると13600件。いかにこの国の小津認識が足りないかがよくわかる。手もとにあった、蓮實重彦がキャメラマンの厚田雄春にインタビューする形式で書かれた、「小津安ニ郎物語」を開いてみる。飛ば […]
