仕事の洗い直しの為、Ikedaが訪れる。洗い直しというより、よりよいものを構築しようという意気地が互いにまだ残っていただけのこと。だが、途中から酒を飲み、話は展開をみせた。ビジュアルは浮かばないが、音は降ってくるというIkedaは、じゃあ今日送られてきた小野君の作品はと、並べて降り積もる音を迎えようとしている。こういう形こそ、待ち望んだことのような気がする。小野君の3枚ほどの未熟を横に寄せて、だが、ほとんどの黒いプリントを、Ikedaは並べはじめた。「こういうつながりです」と呟きながら、並べられたものを見ると成る程と思うのだった。これまでの小野君の作品も並べてみようということになって、取り出して、感じ入ったものがあった。こういうカットで構成された映画が見たかった。View imageそしてこんな日本映画の・・・。