小津生誕百年は昨年だったと勘違いしていた。 どうやらDVDの発売は、1903年に生まれ、1963年に60歳で亡くなった小津監督の生誕百年記念ということらしい。googleで検索すると、国内日本語が100件弱、外を含めると13600件。いかにこの国の小津認識が足りないかがよくわかる。手もとにあった、蓮實重彦がキャメラマンの厚田雄春にインタビューする形式で書かれた、「小津安ニ郎物語」を開いてみる。飛ばしながら読み、つづけて小津日記を書棚に探す