父親が晩年、呉昌碩（1844~1927）に研究傾倒し、篆書にて創作し遺した杜甫
ー たとえばに過ぎませんが、詩における「発見」ということ。 或る作品が真に「発
雨降りが心地よく思われる時がある。精神が洗われるだけに作用する気分になり、細々
厳密には追懐といった再び憶うこととは異なっている。つまり「未知」が放り出された
2016年末から2017年に向けて思うこと この国では古来より「見立て」と
小布施ミュージアム中嶋千波館で開催している小山利枝子展を観る。90年代初頭から
時間の経過がその固有生の可能性の幅を限定していても、なかなかそれには気づかない
5年という時間空間の環境によって自らが得たヒーリングの詳細を単に記述描写するこ
態度を二分化させるわけではないが、創作においては所謂狡猾な「上手」な「巧い」作
あの時放り投げた「清潔な距離」を振り返ると、それが思念の速度（時間）のようなも
