律
律令となれば刑法、音楽では音階、十二律、平均律など、漢詩のパターン、仏教の戒律。物事を行う基準となるものが律とされる。基準そのものを策定することが法であるとして、律は、人間の行動へシフトした位置にあるように思われる。「式」「様」などもあるが、今となって手元に「律」が浮かんだのは、音楽の音高、ピッチに該当する音律への意識追従の仕方のようなものが、画面に顕われはじめたからで、音律を拾うかに断片が作用し合う状態の、律の認識の広がりそのものが、初動創造の探索的未知の淵の歩行開拓(手探り)から脱落する(短絡的解決)ことなく、統合的意訳を都度廃棄する同時性を維持している構造実感がある。 なんとなく焼き鳥の串刺しを浮かべ、あれは一本に肉を突き刺しているので、目的は明快で短絡完結しているので、ここに示そうとするものとは、大きく異なるけれども、喰いたくなった。 |