anti reaction
3D仕立ての2Dで顕著になる「飛び出す」構造の粗末な絵作りと同様、巷にはリアクション (反応) を、予定調和として含み入れた幼稚な仕掛けが溢れかえり、きらきらと輝いて目を釘付けにさせ、あるいは大音響で仰天させ、といった「〜させ」を仕掛人が興行師の目付きで円陣を組んで躍起になり、「〜させられたい」待人たちの、日ごと余程のことでは納得しないジェットコースター的感応の網には、そろそろ日常そのものがひっか […]
坩堝
Voice / Perfume HMV CD for Haruna Present from you / Bump of Chicken / HMV CD for Haruna World War Z / Kinokuniya book for Haruna 2 way Boots / Candish for Haruna Resident Evil: Afterlife / cinema / 2 […]
行方
Wie soll ein Mensch das ertragen / PHILIPP POISEL (1983~) 片道2時間、往復160キロのひっそりと解放されたようなドライブを随分懐かしく感じていた。ラジオをやめ2007年のmemories CDをループさせていたので雨粒をワイパーで拭う帰り道では、朗読の一部を暗唱していた。丁度夕飯の時間には間に合ったが、用意された暖かい肉饂飩の器を見下ろし […]
Depth
夏の終わりが来るのか来ないのかという残暑ストレスもすとんと萎え消えた週の頭からベッドの中で、「ベルリンの瞬間」/ 平出隆と、「なぜ、すべてがすでに消滅しなかったのか」/ ジャン・ボードリアールを交互に再読し始めて、寝起きの朝ぼらけの中で「想像力の奥行きかぁ」と呟いた。 片や顛末詳細記の当惑から燻る固有な自立契機のようなものであり、こちらは時節の現実感に注ぎ込む豊穣をすべて受け止めきれない。片や […]
CD>DVD
夏の終わりを音に対して禁欲的に過ごしたせいか、気温の低下に伴って、やはりCDをそのまま聴くのがよろしい。今年の分を再聴の後、新規物色開始しよか。 The Hurt Locker (2008) / Kathryn Ann Bigelow (1951~) DVD **/5 Shutter Island (2010) / Martin Scorsese (1941~) DVD */5 ミスドはオープンし […]
検査結果
母親の大腸ポリープ切除手術後、三週間もかかる摘出した細胞の検査結果から、腺腫があるとわかり、癌ではないが、再び検査が必要となった。これはこれで、定期的な診察を受けることによって、むしろ他の不調を堪えるような、意味の無い我慢から解放されると、息子も娘もよきことと捉えた。電話の声には明るさがあった。こちらとしては、初夏より幾度か足のむくみと疲れを訴える母親が気になっており、そちらのほうの専門医に看て […]
樹々の
葉肉の内側を煮え立たせるような陽をまだ浴びて、旺盛な葉にもどこか草臥れたサップ系の赤色が忍んだ色となった。早朝歩いていた。付け替えたストラップが丁度腹の下、股間の上におさまる長さとなって、これまで鳩尾の下の膨れた胃の上を跳ねるようだったカメラの位置が変わるだけで、こうも歩みがよろしいとは面白い。その気もなかったが歩く距離が知らずに伸びた。数日前ゲンタのD3 (価格.com)にも、ARTISAN& […]
Package
独立行政法人国立美術館という特異な運営と収蔵品を持たない存在意義などへの批判もある黒川紀章設計の国立新美術館の内外を歩くと、やはり、設置構想から抱える曖昧な箱ものと文化との勘違いが、この構造そのものに顕われていた。 設計外廓の空間が影響するのはロビーだけで、展示空間と、まさに裏側のテラス空間は、パッケージとは切り離された無機的な空間が、動物園の檻のように繋がっているだけ。固有な空間と、置かれる […]
竜王
旨かった富岡蕎麦を喰いに、今度は父親を連れて行こうかと昼前に支度をはじめ、車を走らせると、蕎麦好きの父親が以前に一度連れられて、竜王の坂の途中にある蕎麦とピッツァの店に行き、そのピッツァが旨かったと、このランチには蕎麦なのかピッツァアなのか、どちらを喰いたいつもりかわからないことを助手席で呟くので、兎に角行ってみようと中野から飯山へのルートを変更し、夜間瀬へとこちらは初めて走る国道402号を登っ […]
Physical
ほんの半時間に満たない時間、秀ちゃんと早朝のキャッチボールをすると、突如肉体が撃沈。血圧が下がり、倒れる。肉体がとことん衰弱していることが発覚。睡眠を削って朝まで仕事をしていたが、グローブでパンと球を受け取る音と感触が全身を心地よく漲ったのは、最初だけだった。真面目に、physical exerciseを考えないといけない。否、考えるよりやれっつうことだ。笑い事ではないな。 午前中、若干の不安 […]
Operation
深夜から朝まで眠れずにBBC world newsを観て朝からは信濃川河口を歩いたから、妙高で突然襲った眠気に逆らう事をやめ運転を代わってもらい、戻ってからデータバックアップしただけで翌朝まで身体が痛くなるほど眠った。本日は母親のポリープ摘出手術の日で、昨夜から薬を飲んで若干怯えたような神妙な顔つきの母親を病院へ送り出す。父親が付添い、夕方家族で術後、見舞いをすることにする。 一昨日カリフォル […]