十五年前の境界(輪郭)を巡るプランスケッチを振り返り、現在と照らし合わせるということを行う。「明快なブレ」のようなものごとの輪郭をズラした形象として繰り返されたものだが、今みれば2Dと3Dの狭間に居る居心地の悪さのようなものを感じる。だが当時も今もこうした考察は現実空間に投影する計画ではない。つまり「スケッチ」として記憶する為にあったように行われ現在もそう在る。
現実空間のアナログ展開として、これを率直に再考するつもりはないけれど、このメモが養分となった系はあるだろう。と、「歪み」へまるでステラだと自嘲的に踏み込む。