Standing of Monet
495 x 420 mm
water color,cut paper on Watson Paper panel

 百年前に顕われた視覚藝術の事象の中でモネに注視した時間を過ごし、秋に予定している平面を中心とした個展への準備の中で、「未完」「目的を廃棄」「行き当たりばったりで破れかぶれ」であるしかないと弁えた創作をぐずぐずと続けているが、そんな手際の悪い視野に、ほうと思ってもみなかった得心が小さく生まれて重なり、こんな人生なのだなあと自らをあらためて知る。

Break
F4 canvas
oil,canvas on canvas

 およそ個人が行なう試みとしてモネは成熟の晩年において描くという身体性からその効果の波及する時空へと関心の軸を変位させている。画布にて戯れる行為性の埋没することから離れた意識を時間を隔てて感じ取りながら、彼のさまざまな吐息のような画面の触痕の果て「広がり」を夢想するように眉間に浮かべつつ鋏で紙を切るのは楽しい。
 夕方には次女が新しい彼氏を連れて遊びに来るので、おそらく未完のままフラットファイルセレクト展に出品予定。