調合で得られない色彩を注文して筆を置き接続工作へ戻り積木の仕草を行うと、平面の皮膜併置から促されていた弁えによく似た誂えの仕方のようなものが浮かび、ふと立ち上がって置いてきた平面画面を眺めると、なるほど同じことかと賦に落とす。画面の大きさも1Mx1Mがおそらく今後反復可能な自身のサイズとして熟れればありがたい。どれほどのミニマム化が可能か転がした幾つかの工作をこれまでに加えれば17の断片が出来上がっている。あまりに多くを許して戯れた画面復帰の初動にまだ手を加えながら、文脈に与えた奥行きの展開と、なるべく併置論に近づけようとしている矩形画面を夏の終わり迄にはなんとかものにできれば、ありのままを曝け出すような展開が可能になるかもしれない。