気象と標高などの環境で形成される樹木の奔放すぎる所謂自然の形態と意味に、人間が調子に乗っても付け入る隙がないので、せいぜい出来る事は限られている。恣意が勝る形態で自然を陵辱することは勿論恥ずかしい。適度に崩れた端材(世界素材)に導かれ促されるという崩れた作業そのもので在るために、工夫をこれいらないあれいらないと削除しつつ、40枚の木炭紙と追加木炭が届く迄制作作業継続。
(やはりコメリの整形していない薪材(端材)に眼が止まったのはこうした理由があったが、端材の稜線が木炭の素描線に似ていたこともある)
大型和紙での展開は木炭紙反復制作を経てからと決める。これを愚図の手法 (poky method) と呼ぶ。
膝までの雪用長靴では車の運転が侭ならず、草履やスニーカーでは滑って転んで凍るので仕方なくブーツを注文。