大相撲一月場所を眺めながら、こちらの作業は力士たちの取り組みの横で行っていたなと千秋楽を迎える手前で一旦作業で散らかったリビングを片付け掃除する。事を終了したわけではなく、一月場所の追求を、内省とは異なった態度で行うためには、削ったり研いたりの作業へ寄り戻る散らかりの空間を消し去る必要がある。
三ヶ月に渡った「枝間考」と呼んでいい展開は、未だ検証の未熟があり、ああでもないこうでもないという作業手元の緩い頓着を切断し、当初から目論んでいた静止画像を手元に寄せた距離を保った見つめで、形態の精査の位置に座るべきとした。
秋に採集した枝やら材もおよそ使い切ったと思われたが、片付けの流れで玄関テラスの下に仕舞われていた、薪材のような残りの材を運び込み、この在り合せの材で、それなりに時間を注ぐ白地(あからさま)な評価査定後に更に幾度か散らかすことになる。