早朝より走り回って探した薪欅を鉋で削り詩文を置く為に仮設してみると床よりも机のほうがよろしい。
どこか父親の位牌のようだと木の香りは消滅を漂わす体感も溢れ暫くこのまま眺めつづけることにする。
崩壊を修復するという進行形の放下を凍結させたいわけだから修復されてしまった完了の形の前に立つ。

画像にタイトルとして言葉を与えることが事後の寄り添いを思わす柔らかさとなって馴染みこれを使う。
タイトルとは可笑しな位置だからタイトルでないというようなことにいずれなるだろう。

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欅薪

午後から暮れる迄ネットで探し物を延々とするが選択するしかないこととよいものには簡単に手がでないことにて諦め、探した過程で辿り着いた詳細の設計図面をひきやはりいっそつくるかと。
割欅の隙間に食器を置いた食事の最中ふと割松道代という昔つくった歌を憶いだす。