先月結婚したツルタをイケダが連れてきたので、オサメを誘って中社へ蕎麦を喰いにいく。
あれこれありすぎて来てくれと言われたが行けなかった中野のシオンの群教会での式の際の写真をみせてもらう。生憎嫁さんは仕事で来れなかったが、元気そうでなにより。ウエディングドレスはワイフのオリジナルとのこと。ふたりに幸あれ。
シシリアあたりの南の墓地にはミイラがあるんですよ。続けて、ミラノに戻ったら新婚のふたりはプラハに行くというので、撮影結果が楽しみ。墓地シリーズを続けろと促す。昨今の円高で渡航費がかなり安くなっているので渡伊旅行へ気持ちがぐらつく。5万は安い。ツルがトウキョウに戻って会うゲンタにイタリア旅行を唆してもいいかしらと言うので、是非よろと応えた。
買いそびれたと昨日口にしていたタイムリーなエスプレッソとオリーブ漬けを土産に貰い歓ぶ。

夕刻の山からの冷気が降り下ろして来る頃皆は帰ったが、オサメがお母様の釣ってきたという岩魚を二匹をぶら下げて再訪の呼び鈴を押した。思いがけない美しい頂き物を、腸を抜いて料理すると、栗のような香りがした。なんとまあ健やかな味だ。10年経って時間ができたら岩魚釣りでもしようか。

蕎麦屋にて受けた二ノ宮さんからの電話指示に照応するため再度編集にとりかかる。沖縄楽しんできて頂戴。花蔵での展示が楽しみ。

蕎麦屋の帰り道、火曜は定休日の筈のエルムが開いていたので、コーヒーアンドシガレットで立寄り、予てからの案件であった、エルムで出会った同級生への手紙をオサメはオーナーに託したのだった。さて結果は。でも、昨晩ニコール・キッドマンのThe Portrait of a Lady (1997)を観たばかりなので、血豆みたいな不安あり。
客のひとりが戸隠山のてっぺんに雪が降ったと言っていたので、今年は豪雪かもしれないと、二ヶ月早い気象の行方にこれも若干の不安を転がすが、この不安たちは、どちらかというと楽しみが真ん中にある握り飯のようなものだ。イケダもツルタも寒そうだったので暖房をオンにした。