相馬屋(文具店)で、あれこれ購入。harubo,rinaより注文のあった白クマ(アイスリーム)と、パピコ。そのまま書店迄歩き、中村文則の受賞作(土の中の子供)を探したがまだ刷り上がっていないらしい。堀江敏幸「雪沼とその周辺」購入。以前より読みたかったので、これを機に全作をこの夏に読むことにする。文体がよろしい。以前立ち読みしたことがあり、端正な文体に興味を覚えたが、凡庸さが気になって取り込まず過ごしていた。 haruboは、Nintendogs「子犬とはじめる新生活」購入。二冊目の公式ガイドブック。庭のある一軒家で、犬を飼うのが夢なんだよね。と帰り道呟くので、言葉に詰まる。環境は大切。水の中できちんと考え直そうと思う。
Jamie Foxxにレイ・チャールズの魂が乗り移ったのではなく、彼の魂を強引に呼び込んだとしか云えないRayを、朝5時から観る。意味論的に人生を扱う傾向が強い脚本には若干首を傾げたが、とにかくこの作品は、Jamie Foxxの為のものだと多少の偏向を納得我慢。どのような撮影の計画が進んだのか詳細を知りたくなる。怖るべしJamie Foxx。音もよかったので、ヘッドフォンでボリュームを上げて観る。今後の出演作は、Damage Control (2007) / Dreamgirls (2006) / Miami Vice (2006) / Jarhead (2005) / Stealth (2005) と目白押しなので、非常に楽しみ。



「ー単純なこと、明快であることを、効率のよさととりちがえている人間が多すぎる。効率がいいからといって、物事が単純になるとはかぎらないのに、そんなことも理解できない人間が、いつの間にかのさばるようになってきた。」
ー 堀江敏幸 「雪沼とその周辺」ー「「河岸段丘」より抜粋。
この小説家の文体が、凡庸と感じたのは、実は、語り手のリアリティーの問題だったと判明。幾つかのスタンドアローンが織りなす雪沼のロケーションが映像として読後に淡く浮かぶ。精緻巧妙な短編集。地下鉄で読もうかと思ったが、朝方から既に半分読み終える。誰か映画にしてくれないかな。