Jamie Foxxの素晴らしいパフォーマンスを丁寧に映像化している、アメリカ映画にしてはめずらしい作りのcriplsを仕事の合間に観る。テーマよりも、演出やキャメラの控えめだが、精緻な構築が印象的だった。事実に基づいたこうした出来事をエンタテイメントにする場合、大袈裟に誇大することが集客の手法ではないと宣言しているかに伺える。アメリカの娯楽映画は得てしてつまらないが、巨大な映画産業が、層の厚い固有な知性を育んでいるのは事実。Jamie Foxxのリアリティーは、唐突で、嫌らしさが削除されている。
10時間ほど地味なプログラム作業をしていたせいか、映像が瑞々しく感じのだった。
おかげで、抱えている仕事のビジュアルを再検討する意気地が生まれたことを、素直に喜ぶ。
amazonからYuiのTomorrow’s wayが届き、その才能に再び驚く。長女にこれよいなと、CDを渡すと、だからいいっていったじゃんと、一言で済まされた。明日から、娘二人が夏休みとなり、憂鬱。


明るくなってからSidewaysを観る。アカデミー賞最優秀脚色賞を納得。秀作。キャスティングも良い。マヤ役のVirginia Madsenがとても良い。1984年の砂の惑星をもう一度観る理由ができた。ワインを愛するありがちな男をとてもナイスに演じるPaul Edward Valentine Giamattiもこちらの友人のような錯覚を醸す。プライベート・ライアンをもう一度。数日前祈っていた大人の成熟を示す教科書のような作品。ワインのかわりに、バーボンで乾杯。
朝数時間睡眠。
千駄ヶ谷の室内プールにて、haruboと泳ぐ。帰り道書店にて、最近haruboがはまっている星新一を、ずらっと並んでいる単庫本から一冊購入。この休みに何冊読めるでしょうか?と尋ねると、感想文の宿題があるとのこと。幾つか読んで決めるらしい。アタシが読破したのは、中学生だから、ちと早いか。短編が多いので、読むのは楽よねなどと話ながら帰宅。
深夜午前零時すぎに、レンタルDVDをBOX返却しに行くとまだ店が開いており、Spy Bound,Rayを借りてしまう。ついでに中古のCDが安かったので、家族が気持ち悪いと嫌っている森山直太郎「時の行方」を購入。私は嫌いではない。特にこの楽曲は一度聴いて気になっていた。ジャケットの画像がIkedaになんとなく似ている。(どことなく)
家族の夏休みの計画を渡され、皆さん結構忙しいなと、自身を棚にあげる。