MILK(2008) / Gus Van Sant(1952~)
Harvey Bernard Milk(1930~1978) story. / ー1977年、カリフォルニア州サンフランシスコ市の市会議員に当選し、同国で初めて、自らゲイであることを明らかにして、選挙で選ばれた公職者となる。しかし、議員就任1年も経たない1978年11月27日、同僚議員のダン・ホワイトにより、ジョージ・マスコーニ市長とともに同市庁舎内で射殺された。この事件の裁判で、ホワイトはわずか7年の禁固刑を宣告され、この評決に激怒した同性愛者らが、サンフランシスコで広範囲にわたる暴動を起こした。1999年には「タイム誌が選ぶ20世紀の100人の英雄」に選出されている。（中略）ハーヴェイ・ミルクはゲイコミュニティーとゲイの権利運動の殉教者であると広く見なされている。ハーヴェイ・ミルク研究所や、サンフランシスコのハーヴェイ・ミルク・レスビアン、ゲイ、両性愛者及びトランスジェンダー民主クラブのように、多くのゲイおよびレスビアンの共同体協会がミルクの名にちなんで命名された。また、ニューヨーク市のハーヴェイ・ミルク高等学校[↓]を始め、合衆国の多くのオルタナティブスクールにもその名にちなんだ学校がある。英国のウォーウィック大学の食堂は、彼の名誉にちなんでハーヴェイズと命名された。そして、リーズ大学の組合はナイトクラブをハーヴェイ・ミルク・バーと命名した（ただし、これはそれ以降に改名された）。ミルクは以前から暗殺の危険を察知しており、その場合に再生されるようにいくつかの音声テープを録音していた。それらのテープの1つには「もし一発の銃弾が私の脳に達するようなことがあれば、その銃弾はすべてのクローゼットの扉を破壊するだろう」（＝ もし私が暗殺されるようなことがあれば、それはこれまで隠れていたすべてのゲイの者たちをカミングアウトさせることにつながるだろう）という、有名な彼の文が含まれている。ーwiki
ハーヴェイ・ミルク高校 / ニューヨーク
映像に依る時代(イデオロギー、アンビアンス、バイアス)の再現が要となる。観てから東北ロケ。
BATON / 北村龍平、岩井俊二
紀伊国屋で、この国ではあまり馴染みのない「自由意志主義」(libertarianism)の代表的作家とされるが、本人はそこから距離をおき自らの哲学を「客観主義」(Objectivism)とする、Ayn Rand(1905~1982)の「利己主義という気概—エゴイズムを積極的に肯定する」を長い時間捲っていたが購入せず。
Pedro Costa(1959~)のOù gît votre sourire enfoui? (2001) DVDが10%オフで販売されていたが、それでも安くないのでこれも購入を見送る。
次女に、映画作品が公開間近であるDan Brown(1964~)「天使と悪魔」(上)を、読んでみたらと購入。面白そうだったらこちらも読もうかと。だが、あまり期待はしていない。興味も薄いが、娘には学習にはなるでしょう。途中で放り出してもいい。
文節をひとつふたつ辿って即座にSusan Sontag(1933~2004)との対談集「良心の領界」(2004) / NTT出版のみ購入。地下鉄で冒頭(amehare’s quotes)を読むと、まるで青年に戻ったような自身の遠心力が膨れる。Sontagは、2004年の暮れ71歳で骨髄異形成症候群の合併症から急性骨髄性白血病を併発しニューヨークで死去。骨髄異形成症候群は化学療法と放射線療法のせいで生じたものらしい。(wikiより) こちらは、季節柄か、エンタメを自覚的に遠ざけ、鋭利に切り詰めた思索の言葉がざくざく必要のようだ。
夜遅くからの塾に行く前の次女と一緒に肉を喰うが、油と味が強すぎるのでサラダを多めに口にする。
