次女の、左側頭部の痛みが残っているので、CTスキャンすると、レントゲンには、脳内出血等の異常はみられなかったが、発作後計測した脳波には、やはりたびたび乱れがあり、東京医科大学病院小児科の宮島先生より、波形に顕われた乱れの箇所を指摘され、同時に発生していた不整脈が非常に恐いのでと、運動による併発の可能性を確かめるため、3分間小さな階段を上り下りして、運動抑圧を心臓に与えて計測する負荷心電図を、CTの後調べる。心臓の心拍のタイミングを表すQTの微妙な異常がやはりあり、宮島先生の次女への繊細な問診で、本人の自覚を促して、脳波計測に顕われた光の明滅などによる乱れが、発作当時自覚されたかを本人に聞くが、そのへんの記憶は判然としないらしい。だが感覚をまだ上手に言語描写できないかもしれない。どうも心臓が原因で意識を喪失する場合と、脳の場合とでは、喪失の仕方、感覚が違うらしい。脳内でのスパークによるQTへの影響で、心臓が停止する危険(いわゆる子どもの自然死の原因とされるQT遅延症候群)が最も恐いので、3/1-3/2に再度24時間カラダにぶらさげ心電図を来週に計測。3/5の誕生日に、心臓の先生も同席してデーターを照合し、治療およびサポートの形態を整えることに決めていただく。計測は定期的に行い、薬の服用もはじめると決める。計測中に脳内でスパークがあり、発作が誘発されるデータがあれば、全体の詳細がわかるのだが、これはむつかしい注文。次女の話では予兆はあったらしいので、本人の自覚に訴えて、その予兆を危険回避(しゃがむ等)へと自らを向かわすようにしましょうと言われた。次女の手のひらにあるホクロをみつけて、指摘されたが、以前より非常に気になっていたことでもあった。Takenouchiに本日のキャンセルを連絡。明日への変更を調整してもらう。ついでに、次女がほしがっている「へえボタン」キーホルダーを探してくれと頼む。診察に1日つぶれたので、今日はこれから夜なべで仕事を再構成。1日にどれほどの人間を診るのか知らぬが、宮島医師の都度明晰な判断と采配には脱帽感謝。説明も論理的で歪みや独断はなかった。