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死者の部屋 / フランク・ティリエ
殯の森 / 河瀬直美(1969~)
潜水服は蝶の夢を見る(2007) / Julian Schnabel(1951~)
88minutes(2007) / Jon Avnet(1949~)
the reaping(2007) / Stephen Hopkins(1958~)
嘆きの雪 / 小谷美紗子 / iTunes Store(一曲のみダウンロード)

Jon AvnetとStephen Hopkinsはともに娯楽だが、演出的には10歳若いStephen Hopkinsに軍配を上げた。構築手法が年齢差異ではっきりする。80年代のニュペインティングの旗手としてのJulian Schnabelの絵画は、個人的には当時から時代的なバブリーな含みもあり興味を持てなかったが、映画作品は、Lou Reed’s Berlin (2007)、Before Night Falls (2000) 、Basquiat (1996)の全てを観る必要がある。基本的にわかりやすい事を丁寧に処理する姿勢は好感が持てる。河瀬直美は、こちらにとってはなんとも脆弱で、創作者としての体力の不足を感じる。曲折したジェンダーの匂いがする。

PCからアンプへ出力する音があまりよろしくない。どうやらアンプが企画展などで長期間使用したせいで草臥れてしまったようだ。東京のオフィスは環境的に出力が限られるので、長野のモニタ環境は申し分ないのだが、機器が私と同じで歳をとってしまっている。とにかくこちらにとっては、良い音響環境が必要なので、1986年に購入したSONY 333ESを修理すると、ちゃんと復活したので嬉しくなる。Pioneer A-X50は復帰不能。仕方なし。音に救われて生き延びているような。デスクワークのBGMにBlue / Derek Jarman(1942~1994)を映像はオフにして聴く。フランケンシュタインの稚拙な英文朗読を憶いだす。

朝早く髪をバリカンで刈り上げ髭を剃る。長野滞在中は両親に珍しい味を楽しんで貰おうかと、片手間浅薄な知識をひねくりまわして食事を担当しているが、こちらのほうがむしろ過去の味に戻りたくなっている。
業務撮影で酷い暑さの中カメラを襷がけにしてチャリを走らせる。


不釣り合いな愛が囁く車の中で 自分の思いばかりあふれそう
重荷なら今すぐにでも 彼の前から消えてしまいたい
はりつめた心の雪が溶けるまでに

同情まじりの優しさは ダイヤモンドも切り刻むナイフのよう

I feel the miserable night

嘆きの雪を身体にあびて 燃え尽きそうなこの恋を冷やしたい
嘆きの雪を身体にあびて ためらいながら別れを告げる

不安だけが重なるこの苦しい日々
待つことになれた今 電話のベルに今日の希望のせた
冷たい答えが返ってくる度 遠くを見つめる瞳に雪が降る

凍りついた彼の中で 私だけが あどけなく死んで行く

I feel the miserable night

嘆きの雪を身体にあびて 燃え尽きそうなこの恋を冷やしたい
嘆きの雪を身体にあびて 幻想の世界へ逃げてしまいたい

I feel the miserable night

嘆きの雪を身体にあびて 燃え尽きそうなこの恋を冷やしたい
嘆きの雪を身体にあびて 幻想の世界へ逃げてしまいたい