湿度にいたるところが締め付けられるような時に再び「白暗淵」を手にして、幾分ゆっくりとのめり込むように読んでいた。折しもまたかという感じの通り魔の事件が起き、娘と連れ立って行かなくてよかったと胸を撫で下ろしながら釈然としない。こちらは列車の中で贖罪にまで行き当たり、過去と未来を捉える現在の自分の謂れを小さく悟ったような気がしたばかりのことだったが、世界をざっくり見せつけられて馬鹿みたいな認識だと、ニュースを眺めて胸を撫でていた。
機材を持って列車に入り込む際に、重いケースを無理な格好でシートの後ろに置くつもりが、シートが思ったより高く、左胸心臓の辺りを妙な痛みが走った。暫くは疼きもしなかったが、夜、横になって咳をすると鋭い痛みが走るので、おそるおそる痛みの箇所を親指で押すと肋骨のある部分が痛む。ヒビが入ったかもしれないと不安になりつつ妙な夢ばかり見ていた。
地下鉄の隣に座った若い女性の肩が、こちらの腕と微妙に触れたり離れたりするのが、頁を捲る際に気になり、身体を捻って肩を前に出したところで、女性の動きがぴたと止まり、彼女の視線が頁を辿っているような錯覚に陥ったが、まさにこれは錯覚で、門前仲町で降りる時、女性は反対側の腕で携帯を小さく持って俯いていた。
東京に戻った休日に次女より、シャツと足のツボマッサージプレートを誕生日プレゼントに貰い。早速そのシャツを着て出かける。
端末の静止画像の指が何度も動くので眠ることにする。
ヤーチャイカ / trailer
TOKYO!
「香川照之」の映画関連情報
「路眼」に関する記述を終えて、言葉を検索すると、
ーさて、路眼だが、この妖怪は若い女子が行き交う路地に出現し、地面からスカートの中を覗くという単純な妖怪じゃ。まあ、脚フェチ系に属するが、フェチ性こそ妖怪の特性でもあるわけじゃ。特化したものが凝り固まり、単にそれだけの存在になり果てたのが、妖怪と言っても過言ではない。ー
という奇妙なものが出てきて笑う。(新大阪もののけ紀行)
ようやくプリントテストを開始。歩行中は、胸まで高さのある円卓を浮かべていた。
事務所が手狭となってきたので、映像室をどこか別に構築する必要あり。
iphone買わない手はない。
Lost Planet Colonies
audio-technica ATH-EW9(for XLH1 sound monitor)