数年で使う事のできなくなるモノ(PC)を使う自らの精神の脆弱性を問うつもりで、なんとかならないかと、あれこれ時間をかけて併置し直すことを繰り返していた。所謂アップデートという「よりよくなる」概念に騙されているわけだから、アップデートしない環境保持を仮設する。4K48インチモニターを導入したが、4K(3840×2160ピクセル)で、表現される画面に出力するデバイスは限られており、出力したとしても、オールマイティーではない。90%は、HD(1920xピクセル)の、出力止まり。ワイド2560pxを出力する27インチにしてみても、最近の視力の衰えで、併置した1920ピクセルモニターの視認性に頼ることが多くなったかもしれない。
画素などという出力から離れ、画面の物質をリアルな距離で辿るだけの時間しか遺されていないと判断した筈だが、なかなかさっぱりとそうした状況に身を置く迄に至らない。
昨今のVRデバイスには、手を出す身ではないと、事実関心も薄い。あのデバイスを纏った当事者の姿態が、暗視スコープをつけたストーカー風でおぞましい。軀ひとつで野を往けよと声をかけたくなる。