s-life.jpg「いい女」/古井由吉のエッセイの、何気ない言葉(いい女)に潜む差別的・傲慢な意味合いを再び辿ると、若い頃飲み込んだ「エッセイズム=刃の輝き」は失せていたが、女性の側の年齢に依るある種普遍と思われる揺らぎのようなものが濃霧のように頭に染み込み閉口した。晴らすには富岡多恵子の同様なものよりも、いっそ味気の無いものがよい。新幹線では「世界の歴史2 ギリシアとローマ」/村川堅太郎責任編集:中央公論社を、それまで腹に含み込んだものを紛らわす消化促進薬ような気分で掴んで捲ったが、歴史解説書にしては、随分記述根拠表記の薄い出鱈目な文体だと散漫に辿り、残るモノもないまま、仕事の合間に続けてはいた。詩では物足りない、世界のマニュアルのような記述をと、求める傾向に任せて、20世紀全記録と、犯罪の記録を無作為に捲り、乾いた喉に流し込む水のように、隅々を読み下して、仕事に戻ることを繰り返す。
昨年の暮れに長女にプレゼントしたブランドのマフラーを、風邪対策として次女にとイギリス直販店に注文したものが航空便で到着。そろそろXマスケーキを注文しなくてはと、今年のトレンドケーキを探しついでに、gentaのブログにあった「アイロンと朝の詩人」/堀江 敏幸を、長女の受験のお供にamazonにて注文。
歩いて店を辿りつつ、実家で約束したスプーンフォークナイフを探すが、大きさ重さなど、良いものがみつからず。
sign-g.jpgセカンドライフを調査
sign-g.jpgintroduction to second life : You Tube
メタバースインターフェイスがgoogleなどと連携して自在に動くようになるまで開発を待ったほうがいいかも。まあ5年後には完全にマーケットツール化しているだろうな。3Dバーチュアルインターフェイスを基本フォーマットとしたブラウザみたいになるだろうが、日本語版など出さないでほしい。現在はアバターの自己顕示欲(コスプレ)が開発を牽引しているのかも。メタバースアマゾンとなる日は近いか?


memo
“memories-november” 00,01,02,03,04を新たにトラックダウン。
ようやく音響の自立感を残せるようになってきた。この作業で、更に選ばれるべき拡大画面としての写真というものを選別あるいは制作。映像よりも写真を静的に扱うのが先になる。
次回作を”picture music”として、構造化(断片収集とロケハン)計画をはじめる。無音から立ち上がる必要がある。
1方向に対してひとつのビジョンを設定し、移動によって、フェードインフェードアウト。距離の設定がむつかしい。
開放しすぎると、自由度がありすぎて、成立の状態が曖昧になる。