週末になってようやく取りかかった作品の調整に一日費やし、セッティングを絵にしてみると、アーカイブが倍程足りないので、地味に選別からやることをあっさり決定。A3ふちなしプリントできるプリンターはどうしても必要。必要なものばかり続くので、どこか不思議になり、ほんとは必要ないんじゃねえかと、首を振る。明るくなったので背伸びをしてからTVを点けると、世界陸上マラソンが始まるところ。マラソンを見ようと決める。
スタートしたら、風呂に入り、髭と頭を剃ろうかなと。
今日は下の娘の、まだまだ終わらぬ夏休みの宿題(お絵描き)に付き合う約束なので、眠っていられない。昼過ぎにでも、プールに行きましょ。午前中には郵送物を忘れずに送付。と繰り返す。
次女のお絵描きの最中に耐えきれず、床に突っ伏して眠ってしまった。
「1時間も寝ていたよ」
はっとして目覚めて、できたかと尋ねると、倒れる際に30分寝るよと言ったらしい。
絵具の滲みで海洋生物を描き出した宿題は、本人は満足したようだ。
ようやく、10月の楽曲制作にとりかかり、3本(各5分ほど)のベースをつくる。これは当初よりサンプリング(録音)の併置と決めていたので、構造はむつかしくないが、オリジナルからノイズを取り除くことが、はたして良いものかどうか迷う。フェードを使わずに、ばっさり切って使用する。
草臥れて、TVから流れた黒土三男の蝉しぐれを半分程観てしまう。無駄な時間を奪われた。よいところがひとつもない。折衷のと宥めの凡庸な監督のビジョンは、ひどく古いとういより、道を間違った人間の犯罪に思える。
視覚から音への取り組みの移行は、使う場所が違うのだろうか、最初はその差異に戸惑うような疲労がある。