_DSC1636-2

雪の道に空から落ちた天使の亡骸をみつける。

_DSC1647

いびつな観念の固持を持続の仕組みと浅く考えた寓話の欠陥を風呂の中の瞼を閉じた検証で探し出し、もっと率直な「自由」をどうにかできないか考えてタイピングの速度を落としていた。玉葱とジャガイモとインゲンだけの野菜カレーをこしらえ米を炊く。考えるというよりあれとこれとそれという三つほどに急かされていることに任せ、でもこういう時はいっそとやはりまた娯楽に徹したその場限りの映画を目玉の中へ垂れ流して、記憶には残らない自分の無駄な足掻きを抱き込む性癖に、何度も同じ間違いをしてきた小さな後悔を添えて呆れるより静まった。

思いがけない唐突なくものいとのような小さな声に救われてその声に全て捧げたい。