ハルボウの書き初めが学校代表に選ばれた「第56回東京都公立学校美術展覧会」へふたりで行く。
久しぶりの休日の都美館は、オルセー美術館展”19世紀 芸術家たちの楽園 ”目当ての観客が列をつくり、そこへ都内のPTAや教職員が集って混雑。書き初めの飾られた東京都教育委員会主催の展覧会も壁にびっちり区・市毎のスペースを並べ、稚拙な宗教集団のお布施があれこれぎっしり飾られているような酷い展示に呆れる。どうやら小学校、中学校の美術教師の手法に彩られて均一な類が並び、教師の腕自慢といったところか。美術教育は未だこうなのかと哀しい。
そうした押し付けがましい強制指導の下にあっても、子供たちの作品の中には希少で繊細な表現もある。才能の芽は狡猾に強かにそうしたアホな指導をすり抜け駆け抜けていってほしいなどと喉元で囁きながら観る。数日後開催される五美大卒制展も、同じような寿司詰めで展示されたなあと、諦めながら脱力したこちらの昔を、汚い展示室の壁に重ねた。
大久保通りまで戻り、元祖Mos’Cバーガーにてランチ。ハルボウはストロベリーラテ。こちらはチリバーガーを頼んだが、半分以上ハルボウに横取りされる。そのかわり娘の手作りのマフィンをお土産に貰って嬉し。自分の携帯の使用料が気になった次女に従い、飯田橋のAUでパッケージを変更しようかと尋ねると、どうやらこちら名義のもの全てが一緒になった請求内容を参照したらしい。問題がないので、春のAU新機種を手に取って機種変更を考えるが、これといったものが無いのでやめる。
仕事がたんまりあるので、早々にオフィスに戻る。地下鉄で熟睡。夢の中、銀座の街角、奥田民生が、ハゲタカ(NHK新番組)の主人公に、資産差し押さえされる現場で、こちらは関係者の一人となって立ち尽くしていた。はっと目を覚ますと月島。夢に引きづり込まれなくてよかた。
ハゲタカは最近のドラマの中では脚本、撮影、演出など一生懸命に作られていて、それなりに見応えはあるけれども、何かが足りない。
陥没したソファーの修理を開始。