触材正当開

松本へ行った土産ですと納からいただいた麻を暫く眺めていた。

叔父夫婦がマチュピチュに旅立ったと母親から聞き現地の大気や気象の薫り湿度と風や植生を夢想して羨んだ。写真好きの叔父のことだからシコタマ撮影してくるに違いないが行かねばわからないもののほうに気持ちは傾くばかり。現象を仕立てる構想を実現してみようかとなかなか時間をかけて大袈裟を省き野球投手のようなバッターのような一瞬のヒット投球に似た放下を静止イコンとしその横にピノッキオの間接という寓話性を横たえる。芳一はキングサイズのベッドフラットシーツに昇華して化け大きさは軀の寸法にと。天狗検証と寓話構築は多分年を越してからになる。