L1000053

違和感を堪える必要はない。実際の知覚であるはずのない見えることを促すレンズに週末の一日を費やして設計とその機能効果を確認する熱中というか集中は久しぶりのことだ。

積雪がまだ大量に残りハイキーな両極が白目と黒目に分けられるのだろうかと埒もないことを浮かべコントラストに悩まされ歩きつつ痼りのない伸びやかな想像力はやはりみえることからなどと思った。云ってしまえば環境の大気のようなものに感応しているわけであって生そのものの瞬間の力という意味での知覚では何もみえない。これは個人的な傾向かもしれない。特殊であってもいい。感応を見たい気分は高性能のデバイスに牽引されて構わないので後ろめたさはないけれども、こうした反復の成就が性急な時代感にせっつかれるのは少々五月蠅い。

現実感は精神が軀から離脱して想像されるわけだ。見えることは言葉のようなことだと加える。

Adobe Photoshop Lightroom 4.3 / L_M bundle / DNG Developer
Silver Efex Pro 2 / L_M bundle / DNG Developer
Capture One Pro 7 / 5.6 – update

寸光ノ行方 / pedestrian thoughts