30日には義弟の差し入れで、宮崎の幻の「百年の孤独」、沖縄の「暖流」と焼酎を家族らで呑み上げ、二日には和歌山の「黒牛」、12月の仕事で頂いた新潟の「八海山」と日本酒、TakenouchiがGenta宅に持参した赤ワイン(銘柄失念)と呑み、年末年始の睡眠不足の影響も飲み過ぎた身体に加わり、3日は昼過ぎまで眠り込んだ。版画展で受賞した報告を聞いたTojoや、今年卒業のMagarioや、Seira達にも会えてよかった。Gentaお邪魔しました。Rui、Aoki,Ikedaもいろいろありがと。Maruyama夫妻は残念だったが、また会いましょう。無事帰れたかしら。
それにしても凄い雪で、夜になって様子を見ようと玄関を出て、日々舞う雪が屋根に層を作って積もった屋根を見上げ、このまま降り続くと事だなとかなり不安になる。最初は喜びながら庭で大きなかまくらを作っていた娘らも、昨日は従姉妹たちとカラオケにでかけて盛り上がったが、雪の降り続く白い寒い外出を厭うように宿題を片付けると今日は家中で日を過ごしていた。
午後は、In an Sentimental Moodを聴きながら、蓮実重彦「魅せられて/作家論集」継読。
夕方になって、今夜は簡単に済ませようかということで、カレーライスの材料を買いに次女を連れ、娘らの借りていたDVDの返却をするだけのつもりだったが、BLADE Trinity、Land of the Deadと借りる。子供向けではないので、隠れて娯楽鑑賞。
明日、長女が帰宅。ワタシもこちらで日程調整しつつ仕事を開始。
辺りを包み込むように降り積もった雪のお陰だろう、柔らかい静寂が集中を助けてくれる。
年末から正月にかけて観続けていたどうしようもないB級や大衆娯楽にいささかうんざりしていたら、仕事初めの夕方、黄金を拾ったような気分になった抜群の作品で出会えた。邦題「ブルー・レクイエム」2004,原題[LE CONVOYEUR]/監督のNicolas Boukhrief(1963~)の仕組んだsoundtrackも鋭い。キャメラも演出も知的でいい。これは買い。メイキングも面白い。こうした現実世界を包括的に捉え、制作状況全体に細心の注意を反映させる世代の監督にはどんどん作品を制作してもらいたいものだ。こうした配慮ができない世代に線をひくとすれば、ウオークマン世代以前ということかもしれない。
TV番組として制作されたRiverworldは割と楽しめたが、三段締めでできている娯楽に身を投げると何も残らない。Sign of God/2002/独には頭を傾げて、ギルティー/2004/独、と徐々によい感じにはなってきていたので、LE CONVOYEURで、ひと安心。narc/2003の時に似ている。流石フランス映画と言っておこうかしら。